日暮れ時にエビの反応
その後は派手なアタリが多くなり、5~7cmのクチボソがよく釣れた。イブシ銀の婚姻色がでたオスが多く楽しめた。
やがて日暮れを迎えると、待望のエビらしいアタリが出始めた。風で左に流されるウキが一瞬止まったり、流れと逆に引かれたりする。
聞きアワせると、尾羽をパタパタさせながら透明感のある体長5cm(ハサミの部分は含めず)がガッチリとハリ掛かりして上がってきた。ハサミが短いのでメスだ。しかも抱卵している。ピンセットでていねいにハリを外してバケツの中に。
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最終釣果
続けて同じようなアタリを取ると、今度はいい手応え。竿先からツンツンと伝わるエビ特有の感触。慎重に抜き上げると長く大きなハサミを振りあげて、鉛色をしたオスが登場。その後はアタリが多くなり、メスがメインでよく釣れた。
19時すぎに、ウキが見づらくなってきたので納竿。釣果は7~8cmのオスが2尾、4~5cmのメスが15尾。すべてリリースした。
テナガエビはまだ始まったばかりで数・型ともにこれからが楽しみ。なお、クチボソや小ブナなどの小物の魚影も濃そうなので、晴天の日の日中はこれらと遊び、朝・夕マヅメ時にテナガエビを狙うといいだろう。
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<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
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この記事は『週刊つりニュース関東版』2022年6月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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