比較的安定してきている
しかし、ハイシーズンを迎えきる前の5月は絶不調だった昨年も釣果が出ていたので、若干の不安がぬぐえなかったのも事実。実際のところ、ポイントによる釣果ムラも目立ち、釣れるポイント釣れないポイントの差が大きく、前日まで楽に釣れていたポイントが急に釣れなくなったり、一日ぽつぽつと拾い釣りをしていく展開となったりと、やや安定感という面では不安が残ったというのが正直な感想である。

(画像=現役船長が徹底解説 【今シーズンのSLJイサキ釣りの展望は?】抱卵良型狙いは今のうち(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)、『TSURINEWS』より 引用)
そのような状況にあるシーズンを送っていたわけだが、本稿を執筆している6月6日の時点では相変わらずポイントによる釣果の差が通常と比べると大きいと感じる点では変わりはないが、比較的安定して釣果を得ることができている。気が早く産卵している個体もいるので、ちらほらとアフター気味の個体がヒットすることもあるが、まだまだ抱卵している個体も多く、35~40cm超のイサキがコンスタントに狙えているといった感じだ。
釣果を上げるコツ
イサキは群れを直接狙っていく釣りなので、釣れないタイミング、釣れるタイミングがハッキリと分かれやすく、誰かにヒットすると続いて他の人にもバタバタとヒットすることが多い魚で、一見釣果の差は出にくいように感じてしまうが、他の釣り同様、人によって釣果はバラつく。
これは細かい要素の積み重ねが釣果となって表れてくるわけだが、それは一体何なのか……。前回の記事でも解説したが、おさらいという意味も兼ねて簡単に基本をまとめておく。