必要以上に恋人に対して依存してしまう恋人依存症は、通常の「好き」という感情とどう違うのでしょうか。今回は「好き」と「依存」の違いや、恋人依存度チェック、恋人依存症の克服方法などについて詳しく解説していくので、自覚がある方や周りに依存症の人がいるという方はぜひ参考にしてみてください。

目次
恋愛依存症とは
恋愛依存症診断!あてはまる特徴がないかチェック!

恋愛依存症とは

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

恋愛依存症とは、恋人への強い執着心を持ち、自分よりも常に相手を優先することが習慣化してしまう状態を指します。たとえ自分にとって不利な状況でも常に恋人が第一で、家族や仲の良い友人も恋人の二の次になってしまいます。

そして、恋愛依存症の人はなかなか抜け出せないため、誰と交際しても同じような行動を取ってしまうことがほとんどです。相手に「重たい」と感じられて振られてしまったり、中には恋人に尽くしすぎて無一文になってしまう人もいるため、できるだけ改善したほうが良いでしょう。

「好き」と「依存」の違いとは?

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

「好き」というのは、単純に相手を愛し、大切に想うことです。好きだから一緒にいたい、好きだから頭の中で頻繁に思い浮かべる存在ということであり、お互いを尊重しつつも2人が自由に楽しく過ごすことができるというのが本来あるべき「恋愛」の定義だと言えます。

対して「依存」は、相手を愛しすぎるがあまりに相手の存在に執着し、全て頼ってしまうことを言います。そのため、相手が自分の元から離れないよう束縛してしまったり、常に一緒にいてほしい、常に把握していたいという感情が芽生えてしまうのです。

恋愛依存症診断!あてはまる特徴がないかチェック!

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

ここで、恋愛依存症の人に良く見られる主な特徴をご紹介していきます。万が一あてはまる項目がいくつかあった場合は、あなたも恋人に依存している可能性があるので改善したほうが良いでしょう。

診断①恋人に見捨てられるのが怖い

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

恋人に執着していると「いつか見捨てられるのが怖い」という恐怖心も伴うことがほとんどです。「もしも嫌われて振られたらどうしよう」「もし見捨てられたら自分は生きていけるだろうか」という不安に駆られ、常に恋人の機嫌を伺ったり、自分のことを好きかどうか試したくなります。

また、相手に頼まれたことならば何でも聞いてしまうという傾向もあるため「お金を貸して」と言われれば、なんの疑いもなく貸してしまったり「今日会えない?」と言われれば、他の予定をキャンセルしてでも会いに行ってしまいます。

診断②会う約束がなくても恋人のために予定を開けておくことがある

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

恋人とデートに行く場合は、お互いの休日に合わせて日程を決めておくというのが普通ですが、恋愛依存症の人は約束をした日以外の日程も、誘われるかもしれないということを考慮して予定を空けておきます。生活の最優先事項が恋人なので、自分よりも恋人の予定や気分に合わせて自分の予定も決めてしまうのです。

万が一、仲の良い友達から「この日遊ばない?」と誘われても、恋人から誘われそうな日程だったら予め断って、恋人からの連絡を待ってしまうなんてことがあれば、完全に依存している証拠でしょう。

診断③恋人からの連絡がないと不安になる

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

朝「おはよう」とLINEをしたのに全く返信がない、お昼休みに1通も連絡が来ない、帰っているはずなのに連絡をしてきてくれないなど、特別な用事があったり何か質問のLINEを送ったわけでもないのに連絡が来ないと、物凄く不安になってしまうという場合は相手に依存している可能性大です。

依存が進行していくと、30分~1時間程度返信がないだけで気になって居ても立ってもいられなくなってしまいます。

これは、なにか重大なことに巻き込まれたのではないか、事故に遭ったのでは?という心配だけでなく、他の異性と浮気しているのではないかという疑いの気持ちも込められているため、余計不安になるのです。

診断④恋人のためならお金を使うこともいとわない

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

お金をいくら使ってでも相手の存在を繋ぎ止めておきたいと思う気持ちは、恋愛依存症の人に表れやすい特徴の一つです。交際記念日や相手の誕生日でもないのに頻繁に食事を奢ってあげたり、高価なプレゼントを送ったりしてしまう方は依存していると言えます。

また、恋人からお金を貸して欲しいと言われたらすぐに貸してしまう、財布を忘れたと言われたらその日の金額を全てもってあげてしまうという方は、相手が金銭目的で交際している可能性もあるので、くれぐれも注意してください。

診断⑤恋人に自分の意見を伝えることができない

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

相手に何か不満があったり、相手が100%悪いことをしている場合に、自分の意見をぶつけられないという方は「本当のことを言うと離れていってしまうのではないか」と心配している状態であり、恋人に依存していると言えるでしょう。

通常、恋人同士に上下関係は存在しないものであり対等であるべきなので、相手に対して思うことがあるならば正直に言うことが大切です。しかし、依存していると何も言えなくなり自分の中でどんどんストレスが蓄積されていってしまいます。

診断⑥恋人の予定や行動を把握しておかないと気が済まない

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

自分と会っていない時に相手が何をしているのか常に気になってしまう、把握しておきたいと思う場合は依存症の可能性があります。しかし、相手に「今何してるの?」と聞いてうざったいと思われるのも嫌なので、SNSを頻繁にチェックしたり、全く関係ない話題のLINEを送って様子を伺うといった行動をします。

その他にも、相手の仲良くしている友人にわざと連絡をして、現在一緒にいるかどうか確認したりする人もいますが、ここまでくると依存度は非常に高めだと考えられます。

診断⑦恋人に不満を感じることが多い

恋愛依存症診断チェック!「好き」と「依存」の違いとは
(画像=『KASHI KARI』より引用)

恋愛依存症の人は恋人のことを常に考えていて、いつでも頭の中に相手の存在があるため、相手にこう言って欲しい、次のデートはここへ行きたいなど、未来への理想を抱きがちです。それゆえに、少しでも自分の思い描いた展開にならなかったり、自分の思い通りにならないことがあると、イライラしてしまいます。

しかし、そのイライラを相手にぶつけることもできないので、気づかぬうちに不機嫌になってしまったり、相手への不満が募ってストレスが溜まりやすくなるでしょう。