目次
食洗機を掃除する際のクエン酸の使い方の注意点
クエン酸以外の食洗機の掃除方法
食洗機を掃除する際のクエン酸の使い方の注意点

掃除に使いやすいクエン酸ですが、使用する際には3つのポイントがあります。安くて便利なクエン酸ですが、使いこなすには知識が必要です。食洗機を壊さないためにも、ぜひ以下のポイントを理解してから洗浄を始めましょう。
注意点①クエン酸が使えない食洗機もある
クエン酸は酸性です。そのため、金属部分が多い食器洗い乾燥機の場合、サビの原因になる可能性があります。取扱説明書を読み、クエン酸を使用できる食器洗い機かどうか、事前に確認しておきましょう。
注意点②掃除後はしっかり洗い流す

また、「クエン酸を使用した後はよくすすぐ」というのも注意点です。上記で説明したように、クエン酸には強い作用があります。洗い残しがあると、逆に食器洗い乾燥機にダメージを与えてしまうこともあります。
強い軟膏が人間の肌にダメージを与えるのと同じで、食洗機を洗いっぱなしにしておくのもよくありません。ただ、しっかりすすげば問題ないので、流し残しがないように気をつけましょう。
注意点③塩素系の洗剤と混ぜるのはNG

3つ目の注意点は、「他の洗剤と混ぜないこと」です。クエン酸は酸性のため、特に塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生する可能性があります。
もし、クエン酸を使うなら、クエン酸だけを使い、「洗剤をたくさん使ったほうがきれいになるかも」などとは考えないようにしましょう。
クエン酸以外の食洗機の掃除方法

それほど頻繁に行う必要はありませんが、食洗機に黒カビやヌメリが出た場合は、何らかの方法で洗浄する必要があります。ここでは、クエン酸以外の洗浄方法をご紹介します。
黒カビやヌメリにはハイター

一番効果的なのは、ハイターで洗浄することです。黒カビはカビ、ヌメリは酵母菌が原因です。食器洗い乾燥機の黒カビやヌメリにハイターを振りかけてください。
使用する場合は、スプレータイプのキッチンハイターを使うと使い勝手がよいでしょう。カビやヌメリのある部分にハイターをふりかけ、5分ほど放置します。
その後、野菜フィルターを水で洗い流し、元の位置にセットして、食器なしのスピードコースで洗うと、すっきり洗い流せます。
また、ハイターを使えば、カビなどの汚れを簡単に除去してきれいにすることができます。ただし、ハイターを使うと刺激臭が出るので、よく換気してからすすぐとよいでしょう。

塩素系漂白剤を使用する際は、食器用洗剤と混ぜてはいけないので、食器洗い乾燥機の庫内をすすぐときは、お湯か水だけを使用するようにしましょう。よく洗浄した後は、水気を拭き取って食器洗い機の内部を乾燥させてください。
臭い・ヌメリには専用クリーナーも

食器洗い機を長く使っていると、食器洗い機の内部が臭くなってきたり、非常にヌルヌルしてきたりすることがあります。そのような場合は、食器洗い機専用のクリーナーを使用する必要があります。
食洗機用クリーナーはドラッグストアなどで販売されており、比較的簡単に入手することができますが、一番簡単なのは、メーカーから提供されている専用クリーナーを使うことです。
重曹も使用できる?

重曹は掃除に便利ですが、食器洗い機には適していませんので、使わないでください。重曹には研磨作用があり、食器洗い機に傷をつける可能性があります。また、粉が溶けずに残り、誤動作や故障の原因になることがあります。