作り方の工程

立ち木を伐採して運びやすい大きさにする

【薪代のコスト削減】薪の作り方講座。初心者のための木の選び方や注意点も解説。
(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より引用)

薪作りの最初の手順は、チェーンソーでの立木の伐採です。販売目的の伐採など、仕事として使う場合は資格が必要ですが、そうでない場合は特別な資格は必要ありません。危険な作業なので、ここは林業の知識がある人や専門の業者に依頼すると安心です。

伐採したら薪割りがしやすいように適当な長さに切って丸太状にし、軽トラなどに積み込んで薪割りしやすい場所に運びます。積み込みは重機があっても重労働なので、数人のグループで作業するようにしましょう。

玉切りをする

丸太の枝を切り落として、一定の長さになるように切り分けましょう。目安としては45cmくらいです。この作り方の工程を玉切りと言います。周辺が木屑で汚れますし、チェーンソーの音はかなり響くので近所迷惑にならないところで作業しましょう。

硬い木の場合、乾燥させて軽くした方が次の工程の薪割りをしやすくなります。玉切りをした丸太を風通しのいい場所で縦に並べて、乾燥させてから薪割りをするのもひとつの手です。

薪割りをする

【薪代のコスト削減】薪の作り方講座。初心者のための木の選び方や注意点も解説。
(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より引用)

次は薪作りの醍醐味とも言える薪割りです。勢いよく斧を振り下ろして玉切りした丸太を割り、火にくべやすい大きさに割っていきます。斧がない場合は、金づちとクサビを使うと薪割りすることが可能です。

また、一度に大量の薪を割る場合は電動の薪割り機があると便利でしょう。玉切りした丸太を乗せてスイッチを押すだけで割れるので身体への負担が少なく、それほど大きな音もしないのでご近所に迷惑をかけずに済みます。

ハスクバーナ 薪割りクサビ ツイステッド

【薪代のコスト削減】薪の作り方講座。初心者のための木の選び方や注意点も解説。
(画像=『暮らし〜の』より引用)

必要な道具と薪棚の作り方

チェーンソーの選び方

【薪代のコスト削減】薪の作り方講座。初心者のための木の選び方や注意点も解説。
(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より引用)

薪ストーブや暖炉を使い始めたばかりの人には、チェーンソーはケガをしそうで怖いと感じる人もいるでしょう。ですが、薪の作り方には必要不可欠なアイテムです。初心者のうちはできるだけ扱いやすいチェーンソーを選びましょう。

太い木を切るときには馬力があるチェーンソーを、直径が20cmほどまでであれば重量の軽いチェーンソーが使いやすいです。また、使うのに慣れてきたからと言って油断してケガをしないよう注意してください。

斧の選び方

薪割りをするアイテムにはさまざまなものがありますが、薪作りの定番アイテムと言えば斧でしょう。ホームセンターではさまざまな斧が販売されていますが、おすすめは洋斧です。洋斧はエラが張っているため、丸太を割るのに適した形をしています。

斧のヘッドは、重さが2.5Kgほどのものを選ぶといいでしょう。ヘッドの重さを利用して薪を割る仕組みなので軽いと力が足りず、逆に重すぎると薪に当てにくくなるので割りにくいです。

薪棚の作り方

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(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より引用)

薪は割ったらすぐ使えるわけではなく、水分が残っていると火を点けても燃えないので風通しのいい場所で乾燥させなければなりません。含水量を下げるため、雨に濡れず風通しがいい場所で乾燥させましょう。

また、薪を使い始めるとどのくらい使ったのか分からなくなりがちですが、薪棚があれば空きスペースで使用量が目に見えて分かります。薪棚は薪を作るのにとても重要なので、風通しのいい場所に木材を組み立てて作ってみましょう。