目次
13. カフェレストラン 「Fusion21」で地元の食材を堪能
14. 金沢21世紀美術館を楽しめる色んなシチュエーション
13. カフェレストラン 「Fusion21」で地元の食材を堪能
「総合案内・チケット販売」の前、交流ゾーンにあるカフェレストラン「Fusion21」。
こちらのレストランでは、加賀野菜をはじめ地元食材を取り入れた料理やデザートを味わえます。

店内は、白を基調としたスタイリッシュなしつらえに。一面ガラス張りになっており、「カラー・アクティヴィティ・ハウス」などの屋外展示も眺められ、優雅なひとときを過ごせます。

「美術館で第2の感動」をコンセプトに、レストランでもちょっとしたアートに触れてほしいとの想いが込められています。釣竿をイメージしたライトもアートのようです。

おすすめメニューは「フュージョンランチ(2,200円)」。前菜ブッフェ、そしてメイン料理がセットになったランチセットです。

前菜はブッフェ形式に。パレット型の器に自分で盛り付けていくので、キャンバスを描いているようなワクワク感を味わえますよ。
加賀野菜や地元の食材を中心にした野菜が盛り込まれており、堅豆腐や五郎島金時の大学芋、能登牛などが楽しめます。

パンは、金沢の高柳にある自社ベーカリー「Bakery&Cafe MAPLE HOUSE」で作った自家製です。
スープは季節によって変わるとのこと。今回は「カボチャのクリームスープ」でしたが、夏は冷製スープなどと、その時々によって変化します。

メイン料理は、2種類のパスタと能登豚ミートライスの中からチョイス可能。2種類あるパスタは、旬の食材を使って提供されるため、日替わりになっています。
この日いただいた「海老と春菊のオイルソースパスタ」は、ガーリックの香りが引き立ち、食材の旨味を存分に味わえる一品でした。

食後には人気の「金沢ぱふぇ(1,100円)」をいただきました。九谷焼の器に、五郎島金時の大学芋やチップス、金箔が盛られ、金沢らしい和風パフェになっています。
14. 金沢21世紀美術館を楽しめる色んなシチュエーション
金沢21世紀美術の楽しみ方は、一緒に訪れる人やシーンによって変わります。以下、シチュエーション別に楽しみ方を紹介。
子どもの美術館デビューに!子連れへの配慮も万全
金沢21世紀美術館は、育児でなかなか時間がとれない子育て世代でも来やすいように、子連れに優しい配慮がたくさんなされています。
館内はバリアフリーになっており、ベビーカーのまま回れるのも嬉しいポイント。ベビーカーの貸し出しも行っているので、負担も軽減されます。
一般的な美術館といえば静かなイメージがありますが、金沢21世紀美術館は、ワイワイガヤガヤといつでも賑やか。子どもの声もよく聞こえるので、気が楽です。

上の写真は、館内にある予約制の託児所です。生後3ヶ月から未就学児を預かってくれるので、子どもを気にせず美術鑑賞したい人におすすめ。

託児所には、知育玩具や絵本も揃い、ままごとや電車ごっこなどもできるおもちゃも豊富に揃っています。

金沢21世紀美術館を利用せずとも、周辺での観光やショッピングや食事など、お出かけの際に気軽に利用できるのも嬉しいですよね。
曜日や年齢によって異なりますが、1人60分500円~利用できます。

託児所の隣にある「キッズスタジオ」は、親子や子どもたちの憩いと遊びの場所。
子どもが主体となった作品制作や展覧会が行われたり、芸術体験ができるワークショップ・プログラムなどが定期的に行われています。
プログラムは月毎に変わりますが、「絵本を読もう」などのプログラムが特に人気なのだとか。予約が必要な場合もあるので、気になる人は公式サイトをチェックしてみてくださいね。

<フロリアン・クラール《アリーナのための クランクフェルト・ ナンバー3》2004年>
子どもたちに圧倒的な人気を誇る作品は「アリーナのための クランクフェルト・ ナンバー3」です。
声を出したくなるその仕掛けが子どもたちの心に火をつけ、人気を集めているのでしょう。広場にある気軽さと、子どもがしゃがんで話すのにちょうどよい高さなのも、人気の理由のようです。
また、同じく屋外にあるLAR/ フェルナンド・ロメロ作のパビリオン「ラッピング」では、子どもが内部に入って遊ぶ姿もよく見かけます。
カップル、夫婦のデートコースに! 写真映えスポットが豊富
金沢21世紀美術には、デートで訪れるとさらに仲が深まりそうな作品もたくさんあります。

ずらりとならんだウサギ型の椅子「ラビットチェア」はSNSでも大人気。かわいい写真が撮れるスポットとして知られています。
カップルで向かい合いながら座って撮ると、仲が良さそうな写真が撮れるのでおすすめです。

<マイケル・リン《市民ギャラリー 2004.10.09 -2005.03.21》2004年>
交流ゾーンのちょっと奥まった場所にあるマイケル・リン作の「市民ギャラリー 2004.10.09-2005.03.21」は金沢らしさ満点。台湾出身の作者が金沢で加賀友禅を見て、それをモチーフにしながら壁に大胆で華やかな花模様を描きました。
ロッキングチェアにも同じ模様が描かれており、こちらも人気のフォトスポットになっています。

壁の向かい側には、「緑の橋」や「雲を測る男」が見えるので、椅子に座って作品を鑑賞できるのもうれしいポイント。作品の感想を言い合うなど、楽しい時間を過ごすことでカップルの仲も深まるかもしれません。
心のおもむくままに。一人でゆっくりアート鑑賞を
一人でのんびりアート鑑賞するのもおすすめ。天気の良い日はドロップチェアに座って読書をしたり、自分のお気に入りの場所をふらりと探したり、時間を忘れて気の向くままに過ごすのもひとつの楽しみ方です。

特に交流ゾーンは、誰でも気軽に楽しめるスペース。お散歩する中で、新しい発見があったり交流があったり、思わぬ宝物が拾えることも。日々忙しい人こそ、時間にとらわれずにのんびり一人で過ごすのもおすすめです。
展覧会ゾーンもしかりで、他の人のペースを気にせずゆっくりと作品を鑑賞するのであれば、一人の方が良いことも。

歩き疲れたら、交流ゾーンにあるアートライブラリーでひと休み。アートライブラリーでは、現代美術を中心とした美術雑誌をはじめ、建築やファッション、音楽やデザインなど多彩なジャンルの書籍を自由に閲覧できます。
展覧会関連の作品集なども置いてあるので、鑑賞して気になった作品や作家は、アートライブラリーで再びチェックしてみるのもよいですね。

白鳥の羽ばたきをイメージして作られたというスワンチェアは、とってもカラフル。一度座るとお尻が離れられなくなるほど、座り心地も抜群です。

アートライブラリーの奥には、作品集を見ながら勉強できるスペースも。美術系の学生さんの利用が多いそうですよ。