価格に差も
またミョウバン不使用のウニについてはたしかに美味ですが、加工や流通の経費がかかり、一般的にミョウバン使用のものと比べ高価となる傾向があります。国産ウニが昨年の赤潮で大ダメージを受け、ロシア産の輸入も難しくなりつつあるなかウニの市場価格は高騰を続けており、ミョウバン未使用のウニは今後なかなか手の出せないものとなっていく可能性はあるでしょう。
ウニに限らず、ミョウバンは正しく使えば安価に品質保持ができる便利なアイテム。使用されるのにはしっかりとした理由があり、無意味に忌避するのも考えものと言えるかもしれません。
<脇本 哲朗/サカナ研究所>
提供元・TSURINEWS
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