20kg巨カンパチ浮上

この日のクライマックスは8時すぎ。水深140mのポイント。まず私が11kgをキャッチ。桑幡さんにきたアタリは竿がまったく立たない。何とかファーストランを引き留め、電動で巻き上げをスタート。途中、何度も強烈な引き込みに耐え、無事に海面を割ったのは、後検20kg。この遠征で最大のカンパチであった。

八丈島遠征で20kg頭に良型カンパチ全員安打 アカイカ泳がせで狙い撃ち
(画像=20kg浮上(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)、『TSURINEWS』より引用)

「電動でもやりとりをしたかったので、この流しから電動に替えておいてよかったです」とは本人の弁。

レバードラグでのフルスタンディングは、確かに魚との真剣勝負がより鮮明となるものの、電動スタンディングやウィンチスタイルなど、釣り手の体力や技量に合わせた釣り方で挑戦できることも泳がせ釣りの魅力だ。

桑幡さんは、その後も10kgオーバーを追加。この日は活きエサが潤沢ではないなかでも存分に八丈島での釣りを楽しめた釣行となった。

遠征プランが充実

10時に港に帰着。幸漁丸のグループでは、丸山さんと北原さんがそれぞれ17kgをゲット。前日以上の釣果に恵まれた二日間となった。

宿に戻ってからは、魚の下処理やパッキングなどを行い、シャワーも浴びてスッキリ。八丈島発13時50分の便で羽田空港へと戻ってきた。南国の空気が流れる八丈島で、巨大魚とのやりとりを体験してみてはいかがだろう。

アサギクでは旅行会社と提携しており、行き帰りの交通手段(羽田空港からの全日空利用/竹芝桟橋からの東海汽船利用)と宿泊がパックになったプランが充実。乗合船や仕立船の手配もしてくれるうえ、竿やリール、クーラーのレンタルや、各種釣り物に即した仕掛け類も現地で購入することが可能だ。

なお、飛行機を利用の場合は機内へ持ち込める荷物は重量サイズともに決められている。詳細は全日空のホームページを参照。東海汽船利用時にも手荷物に関するルールはあるため、同社のホームページの確認を。

<週刊つりニュース関東版APC・田中義博/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
アサギク
出船場所:神湊港・八重根港

この記事は『週刊つりニュース関東版』2022年6月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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