6月7日(火)と8日(水)の二日間、6人のメンバーで泳がせ釣りで巨大魚を狙う八丈島遠征を楽しんできた。両日とも10kgを超えるカンパチをキャッチしたので、その模様をリポートしたい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

八丈島へ遠征釣行

一進一退のパワーファイトの末、紺碧の海中から姿を現すのは、ゆうに10kgを超える巨大魚ばかり。そんな巨大魚との夢のようなビッグファイトを味わえるのが遠征釣りの醍醐味だ。

それまでの静寂を打ち破るように竿先がバタバタと暴れ出した次の瞬間、泳がせ用の剛竿がバット部分から曲がり込む。トルクフルで重厚な引きに対して、ミチイトを出されないようフルドラグで耐える。そして、魚の引きが弱まった一瞬の隙に少しずつ間を詰めていく。

そのスケールの大きさゆえに、敷居の高さを感じている人が多いのも事実。しかし、羽田から飛行機を利用すれば、片道わずか1時間かからずに行けるのが伊豆七島の南端にある遠征釣りのメッカ・八丈島。現地での船の手配はもちろん、レンタルタックルも充実、宿泊施設も備えていて釣り人を手厚くフォローしてくれているのが伊豆諸島八丈島の八丈島総合釣りセンターアサギクだ。

私が所属する「味釣会(みつるかい)」でも、毎年、有志を募ってアサギクを利用しており、今年も6月7日(火)と8日(水)の二日間、6人のメンバーで八丈島遠征を楽しんできた。

アサギクで泳がせ釣り

7日は、羽田空港から7時半発の初便に乗り、八丈島に到着したのが8時半。空港からはアサギクからの迎えの車を利用し、9時にアサギク到着。

3人ずつに分かれ、神湊漁港から10時に出船。私が乗船したのは宇乃丸。船長の話では、ここのところ20kgオーバーの大型も数多く出ているとのこと。だが、この日は西風が10m以上でウネリも4mと高かったため、沖めのポイントには行けず港から近いエリアを攻めるとのこと。

八丈島遠征で20kg頭に良型カンパチ全員安打 アカイカ泳がせで狙い撃ち
(画像=釣り場までは約40分の航程(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)、『TSURINEWS』より引用)

狙いは泳がせ釣り。この時期の八丈島では生きエサにアカイカを準備してもらえる場合があり、初日は各自10杯程度を用意してもらった。