目次
人間関係を円滑にする接し方
人間関係を悪化させないための注意点
人間関係を円滑にする接し方
より積極的に人間関係をよくしたいと考えているなら、ポジティブに接するのがポイントです。これまでは嫌いなところや気に入らないところに注目しすぎていただけかもしれません。
積極的によいところを見つけることで、円滑な人間関係につながりやすくなります。
相手のよいところにも目を向ける
嫌いな相手と接していると、どうしても嫌なところばかり目につくものです。そのうちちょっとした言動まで気になり始め、電話の出方やタイピングの仕方など、細かなところまで嫌いになっていきます。
少しでも関係を好転させたいと考えているなら、まずは相手のよいところを見つける努力が必要です。嫌いな相手であっても、100%悪い部分しかないということはないでしょう。
「人を見下したような態度が気に入らない」と感じる先輩でも、指示が的確で分かりやすいというよい点が見つかれば、『態度は悪いけれど教え方がうまい先輩』という認識に変わる可能性があります。
三つの言葉をうまく使う
仕事の人間関係を良好なものにしたいなら、感謝を伝える『ありがとう』、謝罪の気持ちをこめた『申し訳ありません』、相手を賞賛する『さすがですね』などの言葉を積極的に使うのもおすすめです。
心の中でこれらの気持ちを感じているなら、ぜひ口にして相手に伝えましょう。自分から相手にこれらの言葉をかけることで、あなたの印象がよくなっていきます。
3種類の言葉を最初からすべて使うのは難しいと感じるかもしれません。そんなときは、今まで『すみません』と言っていたシーンで『ありがとうございます』と言ってみましょう。それだけでがらりと印象が変わります。
ポジティブに接する
嫌いな相手に対してポジティブに接することも、関係性をよくするのに役立ちます。最初は不自然な気分になるかもしれませんが、続けていけば徐々に慣れていくはずです。
まずは思い浮かんだことをポジティブに変換することからチャレンジしましょう。例えば『また余計な仕事をしている』ではなく『みんなの手が行き届かないところを担当してくれている』と考えます。
日常的にポジティブへの変換をしていると、徐々に相手へのネガティブな気持ちが薄れていくはずです。すると相手に接するときの態度も、自然にポジティブなものになっていきます。
職場全体の雰囲気にも変化を与えられるかもしれません。
人間関係を悪化させないための注意点
人間関係は1人でどうにかできるものではありません。努力をしてもなかなか改善しない場合もあるでしょう。よくならないにしても、悪化することは避けたいものです。そのようなときには、悪口や無理のしすぎを慎み、現状維持を心がけるとよいでしょう。
悪口を言ってしまう
仕事の人間関係がトラブル続きとなると、つい悪口を言いたくなってしまいます。ネガティブな感情は吐き出すことも大切なので、信頼できる友だちに話すのはよいでしょう。
しかし社内で吐き出すのはNGです。例えば休憩中に同僚と先輩の悪口を言っていると、どこで誰に聞かれているか分かりません。話の流れや空気を読んで悪口に同調するのもやめましょう。
悪口を言い合っている輪の中にいれば、否定していないというだけで、悪口を言う人と同類と判断されてしまいます。きっぱりと否定するか、その場から離れるのが賢明です。
無理をしすぎてしまう
「人間関係がうまくいかなくてつらい」と感じているなら、無理をしすぎることはありません。つらい気持ちを無視し続けていると、小さなストレスが溜まっていき、不調として表れるときがやってきます。
無理をしてがんばりつらくなる前に、ストレスを発散することが大切です。ストレス発散の方法が一つだと、それができないときにつらさを解消できません。
おすすめは気軽にできる発散方法と、集中して取り組む発散方法の使い分けです。例えば仕事の休憩中は職場から離れた公園で一息つく、休日にはスポーツやゲームなど趣味に打ち込む、というように使い分けます。
自分を責めすぎてしまう
状況が改善しない中で、つい自分自身を責めすぎてしまう人もいるかもしれません。「いつも厳しく言われるのは、自分の仕事が不十分だからだ」という具合です。
しかし人間関係の問題で誰か1人だけが悪いということまずないでしょう。すべての責任を背負って自己嫌悪に陥ることはありません。
もちろん改善すべき部分は努力が必要ですが、努力を続けよくなっているのなら、必要以上に自分を責める必要はないでしょう。