とうもろこしとは
世界三大穀物
とうもろこしはイネ科に分類される一年草です。米・小麦と並んで世界中でたくさん生産され、取引が行われているため世界三大穀物として扱われています。生産品種もたくさんあり、最近では食味を向上させて生でも食べられる糖度の高いとうもろこしが話題となっています。
食糧から燃料まで
とうもろこしは私たちが食べる食糧としても家畜を育てる飼料としても栽培されています。さらにはバイオエタノールの原材料としても利用されており、食糧から燃料材料まで幅広く人に利用されている植物です。他にも加工品を挙げるとコーンスターチ・コーンブレッドやウィスキーなどがあり、とうもろこしは私たちの生活になくてはならないものとなります。
とうもろこしの旬
とうもろこしの旬は6月から9月です。暖地・寒冷地で収穫時期が異なりますが、とうもろこしは収穫してから時間を追うごとに糖質がデンプンに変化していくため甘みが落ちて行きます。とうもろこしを買ったらできるだけその日のうちに食べるようにしましょう。もしもその日に食べない場合は茹でるかレンジで加熱してからラップで包むようにして保存すると美味しさを保つことができます。
とうもろこしの栄養
とうもろこしの栄養①炭水化物
炭水化物はデンプンをはじめとした栄養素となり、私たちが体を動かすための大きなエネルギー源です。コーンスープにすると消化吸収が速く、すぐにエネルギーに変換されますので朝食を抜きがちな人には食べやすいおすすめの調理法となります。
とうもろこしの栄養②食物繊維
食物繊維はとうもろこしの主に実の皮の部分に含まれています。食物繊維は体の中で消化されることなく老廃物質などを絡めとりながら体外に排出されますので便秘解消や腸内環境を整えるのに効果があります。
とうもろこしの栄養③ビタミン
とうもろこしにはビタミンB1・B2・Eと主に3種類のビタミンが含まれています。ビタミンB1には疲労回復効果が、ビタミンB2には体の細胞を強くする効果があります。ビタミンEには抗酸化作用がありますので体を老化から守ってくれます。体を動かすエネルギー源と体の機能を整えてくれる栄養素を同時に美味しく摂取できるのがとうもろこしのいいところです。
とうもろこしの栄養④リノール酸
リノール酸は必須脂肪酸と言われ、自分の体で作ることができない栄養素です。リノール酸には体の悪玉コレステロールを下げる効果があり、高血圧や動脈硬化の予防や改善に効果があると言われています。