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鯛の栄養と旬
鯛アラの下ごしらえのコツ

鯛の栄養と旬

鯛は栄養豊富!

【連載】旦那めし。緩んだ財布を助ける節約レシピ!鯛アラの味噌汁
(画像=Photo by halfrain,『暮らし〜の』より 引用)

鯛は昔からお祝いの食事にも乗ることが多い食材です。鯛が祝いの席などで用いられるのは「おめでたい」との語呂合わせからだと言われています。語呂がいいばかりではなく鯛に含まれる栄養は体にいいものばかりとなっており、鯛自体が出汁になるほど旨味成分も豊富です。

鯛の栄養①アミノ酸類

鯛にはグルタミン酸やイノシン酸をはじめとしたアミノ酸類を豊富に含んでいます。グルタミン酸もイノシン酸も旨味調味料にも使われる成分となっており、味わいのある栄養素となっています。栄養効果としては体の筋肉などを構成する栄養素となっています。

鯛の栄養②DHA・EPA

鯛には一昔前から頭が良くなると言われているDHA(ドコサヘキサエン酸)と血流改善効果があると言われているEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。これらの不飽和脂肪酸が特に多く含まれているのは鯛の頭の部分となりますので鯛アラを使った料理はDHA・EPAの摂取に打ってつけの食材と言えます。

鯛の栄養③ビタミン群

鯛にはビタミン群も豊富に含まれています。特にビタミンB1・B2・ナイアシンが多く含まれており、ビタミンB1には体を動かすエネルギー源となる糖質を代謝する働きがあります。ビタミンB2には抗酸化作用があり、体内で作られた活性酸素を取り除く働きがありますので、アンチエイジングに効果的な栄養素となります。ナイアシンは神経伝達やエネルギー変換、アルコールの分解をする時にも補助的な酵素として働いてくれる栄養素となっています。

鯛の栄養④タウリン

タウリンは生活習慣病を予防・改善する働きがある栄養素となります。肝機能を高めてくれますので体内の老廃物質をスムースに解毒することに繋がります。他にも血中のコレステロールの数値を下げる働きがあるとも言われています。

鯛の旬

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(画像=Photo by tamakisono,『暮らし〜の』より 引用)

鯛の旬は1年の中に2回あります。1年中水揚げされますが、春先の鯛は桜鯛と呼ばれお祝い事が重なる時期によく食べられます。もう1回の旬は秋頃となり、秋の紅葉と重ねて紅葉鯛と呼ばれます。桜鯛は産卵の時期と重なり、大きな白子や卵が身に入っている可能性が高くなります。一方の紅葉鯛は産卵時期を終えてから夏を越して産卵の疲れが癒え、脂が乗っている状態の鯛となります。

鯛アラの下ごしらえのコツ

鯛アラの下ごしらえは簡単!

節約メニューで使う鯛アラの下ごしらえは意外と簡単です。魚介類の下ごしらえや3枚おろしにするのはやってみるまでは難しそうなイメージが先行してしまいがちですが、やっていみるとそんなに難しくありません。鯛アラの下ごしらえのコツを2つに分けて解説します。

鯛アラ下ごしらえコツ①

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

鯛のアラを買ってきたらまずはバットなどに広げて満遍なく塩を振りかけます。塩を全体に振りかけたら10〜15分常温で置いておきます。塩を振ることで臭みの元と余分な水分が浸透圧の力で鯛の身から滲み出てきます。シンクを綺麗にする手間を二重にしない為に、調理の順番としては先にご飯を炊く準備をしてから鯛の下ごしらえに掛かると良いでしょう。

鯛アラ下ごしらえコツ②

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

塩を振って置いている間に鍋でお湯を沸騰させておきましょう。塩ふりをして10〜15分置いた鯛アラをさっとお湯に潜らせます。完全に火を通す必要はありませんので身が少し白くなったくらいでザルにあげましょう。

【連載】旦那めし。緩んだ財布を助ける節約レシピ!鯛アラの味噌汁
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

まずは冷水を当てて粗熱を取りましょう。アラが冷めてから鱗や血合を流水で洗い流します。この手順を鯛の霜降りと言います。ちょっとした手間を掛けるだけでグンと鯛の味がグレードアップしますのでぜひ調理の際は取り入れてみてください。