アニサキスの処理

ただ、漬けたものをそのまま食べると、アニサキスが気になる人も多い。アニサキスはイカ、アジ、サバに多く見られる食中毒の原因になる寄生虫。これを処理するため、調理の際は洗浄、酢締め、目視による除去などを行う。

ちなみに、これらの魚以外にもアニサキスがいる場合もあるので、注意が必要。洗浄だけでは寄生虫は死滅しないため、冷凍するのがベストだろう。従って、家漬けしたあとは一度冷凍することをおすすめする。

美味しい食べ方

冷凍した家漬けは冷蔵室内でゆっくり解凍する。しっかり溶かすことで、タレがさらに染み込み”追い漬け”にもなる。

「ケンサキイカの家漬け」レシピ 冷凍はアニサキス対策だけではない?
(画像=部位ごとにタレの染み具合がよくわかる(提供:TSURINEWSライター松田正記)、『TSURINEWS』より 引用)

これを水で洗いながら、ワタとフネ(イカの甲羅)を取る。次に薄皮を剥ぎ、部位ごとに切り分ける。この時、どの部分に味がよく染みているかが、ひと目でわかるはず。参考までにフネだけを取って、薄皮が付いたまま食べる人も少なくない。