カラビナは長過ぎるロープの長さ調整も簡単にできるので、タープ設営の時にあると便利な道具です。今回はタープ設営にロープと合わせて活躍するカラビナの便利な使い方とおすすめ商品をご紹介いたしましす。ロープワークだけではタープ設営が難しい人にカラビナはおすすめです。

キャンプの設営はロープだけでは難しい

おすすめはカラビナ+ロープのタープ設営

タープの設営や撤収にカラビナが大活躍。難しいロープワークいらずで使い方簡単!
(画像=Photo byHans、『暮らし〜の』より 引用)

アウトドア未経験者や初心者の中には、キャンプでのタープの設営は難しいというイメージを持つ方も多いといわれています。複雑なロープの結び方を適材適所に使用しなければ、しっかりとした設営ができないというイメージを持たれているようです。

しかしロープだけにこだわらなければ、タープの設営はもっと簡単にする方法があります。それがカラビナを使った設営方法です。

カラビナを使った設営のコツとおすすめをご紹介

今回はタープの設営が便利で簡単になるカラビナの使い方と、種類・構造など選び方のポイントなる部分をご紹介いたします。ロープワークを折っぼえるのが難しく、カラビナを使いたいとお考えの方は、この機会にカラビナのことをもっと知ってみてはいかがでしょうか。

記事末にはタープ設営に使える、有名人気ブランドのおすすめのカラビナもご紹介いたします。こちらも参考にしてみてください。

アウトドアで活躍するカラビナの使い方

1.カラビナといえば登山にはつきものの道具

アウトドアでカラビナを使うといえば登山が有名です。転落を防ぐためにロープとカラビナを使うのはいうまでもなく、小さくて軽量なカラビナを使ってザックにカップ類などを吊り下げているのも見かけることも多いでしょう。

登山者が体をあずけるロープに取り付けるものですので、人の体重程度の対荷重が必要となってきます。アクセサリー用とは違い強度があるのが登山用のカラビナの特徴です。登山時のカラビナの使い方は下の記事で詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

2.タープ設営やハンモック泊に使えるカラビナの使い方

タープやハンモックを張る場合ロープの長さが長すぎることはよくあることです。不足するよりはよいのですが、長さを調整してピンと張るのにはロープの特殊な結び方などの知識も必要になってくるので、初心者には難しいといわれています。

しかしカラビナを2つ使えばその摩擦を利用することで、難しい結び方を覚えなくてもロープの戻り・ほどけがなくなり固定されますので、ピンとしたロープ張りが初心者でも簡単にできます。

ロープの長さ調整に使う場合の注意点

上記のようにカラビナをふたつ使ったロープ固定の方法は、カラビナの間にロープを通すことによって成立します。ロープから引き寄せられ押さえつけられたカラビナは、本体の力でその間のロープを挟み込みズレないように固定するのです。

カラビナ1個だけではこのようなロープの摩擦や挟み込みは起こりませんので、必ずロープの長さ調整したい場所1箇所につき2個ずつは用意するようにしてみてください。

自在金具とカラビナを使ったテントやタープの設営方法

こちらはロープとカラビナのほかに自在金具というロープの長さを調整しやすい小物を使って簡単にテントやタープを張る説明をしている動画です。

まずはあらかじめパラコードを自分のテントやタープに合わせて少し余裕をもった長さにカットし、片方に自在金具を・もう片方のタープやテントにひっかけたい端にカラビナを付けておくようにしましょう。ロープの長さは自在金具で行えるため、ひっかけて縮めるだけで現地でのロープワークは不要となります。