巻かない&ルアー動かさない

さっそく釣り始めると、流れが速くなり、同時にベイトの動きも活発になり、チャンス到来かと思いきや、たまにしか出ないボイルを見ると、あまりやる気があるとは思えません。濁り、流れ、ベイトと、これ以上ないくらい揃った条件下なのに、シーバスのテンションだけが低い。

今日はかなり厳しい釣りになる事を覚悟するとともに、こんな日は余計なことをしない、スマートな釣りがいいと判断。流れを利用して、ルアーをいっさい動かさず、何もせずに釣ることにしました。つまり、巻かない釣りです。と、言っても、そのままではラインが流されるので、ラインのスラック(余分なイト)だけは取ります(巻きます)。ここで巻きすぎると食わないのです。

フローティングミノーで55cmシーバス

スラックを取って、ラインを張りぎみに、川の流れをルアーの横に当ててシーバスがいるであろうポイントへ流していくイメージです。これは、フローティングミノーでも、シンキングペンシルなどでも同じです。筆者は、フローティングミノーを使います。

すると、ちょうど街灯の切れ目(明暗部)にさしかかる所でアタリが来ました。さほど大きくはありませんが、ハイプレッシャー&難しい状況下では逃せない一匹です。慎重にやりとりをして上がって来たのは、55cmのシーバスでした。思い通りに釣れた一匹は、お風呂上がりの生ビールのように格別です。

人気シーバス釣り場「養老川」でマナーを守って55cm良型キャッチ
(画像=何とか良型をキャッチ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)、『TSURINEWS』より 引用)