当日の状況と作戦

今回、乗船する安盛丸は名立漁港の遊漁船である。好ポイントとされる直江津沖から離れており30分の時間的なタイムロスはある。しかしながら本日、水曜日は直江津周辺の遊漁船が全船お休みのため直江津沖好ポイントに容易に入りやすいのだ。場合によってはマダイ釣りの独壇場になる可能性も秘めている。

当日の潮は中潮。晴天に恵まれ、まるでプールのように穏やかな海だった。友人での貸し切りのため直江津沖までの時間は釣り談義に花が咲いた。

乗っ込み期のコマセマダイ釣行で本命12枚 浅場ならではの強引を堪能
(画像=直江津沖のポイント(提供:TSURINEWSライター藤岡和貴)、『TSURINEWS』より引用)

今回の作戦

連日、直江津沖乗っ込みマダイは好調でマダイの浮きが高く、高活性である事が考えられる。本来であれば仕掛けを軽く自然に流した方が正解だと思うが、私は誘いと落とし込みでマダイを釣りたい性分がある。そのための私の作戦はこれだ!リールのドラグを緩めながら自然な落とし込み繰り返していく。

これが私の通年のマダイの釣り方だ。ドラグからイトを引っ張り少しずつ落とし込む方法より海況を活かした方法はごく自然なアプローチができるからだ。また、マダイに対し目立つように、エサはオキアミの2匹掛けで行った。使用したケン付きマダイはエサズレ防止が付いているため、誘いや落とし込みの釣法に最適だ。

乗っ込み期のコマセマダイ釣行で本命12枚 浅場ならではの強引を堪能
(画像=愛用のハリ(提供:TSURINEWSライター藤岡和貴)、『TSURINEWS』より引用)

ひと流し目から良型マダイ

効果的な誘いが功を奏し、ひと流し目から良型のマダイが掛かる。やはり乗っ込みマダイは面白い。理由は高活性で浮いているマダイの層は高く、指示ダナが浅いためマダイの力強さをダイレクトに感じることができるからだ。

マダイと人とのハリス1本のやり取りはまさに心理戦だ。押しての引いての繰り返しが続く。誰かが言ったか「釣りと恋の駆け引きは面白い」と。まさに言葉通りの瞬間だ。

乗っ込み期のコマセマダイ釣行で本命12枚 浅場ならではの強引を堪能
(画像=良型マダイ登場(提供:TSURINEWSライター藤岡和貴)、『TSURINEWS』より引用)