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フリーランスが知人から仕事を紹介してもらう方法
知人から紹介が来ないフリーランスは要注意! 紹介を減らすNGアクション
フリーランスが知人から仕事を紹介してもらう方法
ここからは、知人の紹介で案件を得るコツをお伝えします。先ほど挙げた「知人」のタイプによって攻略方法が変わるので、それぞれチェックしていきましょう。
【対 クライアント】「満足」の定義を考え尽くして最強の右腕になろう
対クライアントで必要なのは、とにもかくにも満足度を高めることです。商品を提供するのはプロとして当たり前ですから、その先にある顧客満足を意識しましょう。
この満足の指標は、相手によってさまざまです。素早い対応、正確さ、提案力など、相手が求めるステータスに合わせて自分をチューニングするのがおすすめ。ただし、誰でも苦手なことはあるので、苦手なことを求められる案件ならば、いさぎよく他の同業者に仕事を譲る覚悟も持ちましょう。
クライアントから仕事を紹介してもらえたということは、つまり同業者の中でナンバーワンだと思っていただけたということです。「クライアントにとっての価値」を追求し、自分の中で適切な目標を設定して取り組めば、わらしべ長者のように紹介が連なっていきます。
私の場合は、スタートアップ企業を中心とした採用コンテンツで上記を意識し、採用担当者同士の口コミで案件が増えていきました。
【対 異業種のフリーランス】何ができるのか伝えつつ相手の仕事を理解しよう
対フリーランスの場合は、Win-Winな関係になれることが重要です。自分が何をしているフリーランスなのか、そして相手が何をしているフリーランスなのかを、お互いカジュアルに共有しておくことを心がけましょう。
このプロセスに関しては、多少の雑談力が必要かもしれません。ポイントは、相手の仕事を深く理解し、柔軟に対応できる準備をしておくことです。仕事内容の前提に理解があるというだけで、コミュニケーションコストが減りますし、信頼を得られます。
「何かあったらよろしくね」が異業種のフリーランス仲間との合言葉です。私の場合、「書くことでモヤモヤしたらいつでも声をかけて」とさまざまな業種のフリーランスの方に伝えています。
【対 上位レイヤーの仕事もする同業者】相手の立場を想像してオマケ付きで役立とう
対同業者の場合は、とにかくプラスアルファの価値を提供しましょう。上位レイヤーの仕事を持っているタイプの同業者は、だいたい調整業務やトラブル対応などで大忙しです。受け身で仕事を待つのではなく、少し突っ込んでサポートすると重宝されます。
私がまだ編集未経験だったころ、ライターと編集者を兼任している方とご一緒する機会があり、ほぼ二人三脚で働かせていただいたことがあります。当時の私はライターでしたが、とにかく私にできることはやろうと、企画書作成や調整業務などを率先して手伝っていました。いまでもその方から編集案件を紹介していただきますし、あのとき学ばせていただいたことに感謝しています。
知人から紹介が来ないフリーランスは要注意! 紹介を減らすNGアクション
知人からの紹介を増やしていくためには、逆に注意してほしいこともあります。相手の立場を考えればおのずとわかることばかりなのですが、ついやってしまいがちなことをピックアップします。
NGアクション1. 「お仕事ください!」は逆効果、相手から紹介があるまで待って
余力があると「お仕事ください!」と言いたくなりますが、そこはグッと堪えましょう。SNSで投稿するならまだしも、特定の担当者にそれを送るとなると、相手も対応に手間がかかり、繁忙期なら迷惑になることすらあります。
紹介が来ないということは、相手の仕事量や受け持っている仕事の相性、スキル面などを考慮した結果、現在あなたにお願いできる仕事はないということです。
相手にも仕事仲間を選ぶ権利があるので、紹介をせがむのはやめておいたほうが無難です。
NGアクション2. 「薄く広く」は案件獲得につながらない、「狭く深く」を意識して
たくさん知人がいれば紹介が来るかといえば、そういうわけではありません。
100人に名を知られるより、1人にとってナンバーワンになることのほうが大切です。いま携わっている案件、いまやりとりしている人に尽くすことを心がけましょう。
NGアクション3. 親しい間柄の仕事仲間こそ丁寧に扱って
フィーリングがあう仕事仲間には、少なからず出会います。そういう人との取引はスムーズですし、紹介がつながる可能性が多いにあります。
だからこそ、最低限の礼儀をわきまえ、相手に不快にさせないための配慮を怠らないことが大切です。
うまくいく相手を雑に扱ってしまう人は、たいてい仕事の紹介が来ません。あなたはそんなつもりがなくても、雑に扱われたほうはそれなりに嫌な思いをしているからです。