その他の必要な道具・装備は?

前述しましたが磯に乗るのであれば実を守るためのブーツやライフベスト、グローブ、帽子などが必須。堤防でもライフジャケットは着用しましょう。その他のフカセ釣り特有の道具ではコマセを撒くための柄杓とバッカン、エサに混ぜるための海水を汲むバケツが必要になります。

フカセ釣りの釣り方

まきエサをまいて、それに合わせるように仕掛けを振り込み、さしエサとまきエサの同調を意識しながら、潮に乗せて流していく感じです。要はまきエサの中にさしエサを紛れ込ませて、カモフラージュする感覚です。

こう聞くとシンプルな釣りに思えますが、なかなか奥の深い釣りで釣果を上げるにはコツがあるため説明していきます。

タナを合わせる

まずは本命魚のいるタナにエサとハリがあることが肝心です。アタリがなかったり、上層のゲストにエサを取られていたりする場合はウキ止めをずらして調節しましょう。

海中には潮の流れもありガン玉を打つ位置次第でもハリの位置が変わるほか、時間によって流れや魚の泳層、活性も変わるのでこまめにタナを取り直すのが重要です。

潮を見ることが重要

潮目や潮のよどみ、サラシなど潮の変化を釣ることがフカセ釣りのコツの一つになります。流れの異なる潮同士がぶつかるところは、エサが集まりやすく、魚もいるためです。潮の流れを見て、こういったポイントに仕掛けとコマセを同調しながら流し込めるように意識してみましょう。

エサ取りを避ける

夏~秋の高水温期はエサ取りの活性も高いです。エサ取りを避けるためにはコマセワークが必要になります。たとえば、まきエサを足元に多めにまいてエサ取りを寄せ、沖に少しだけ本命用のまきエサを入れて分離させるなどのテクニックが定石です。また前述したようにガン玉をハリ先にうち、早めに底にいる本命のタナに沈下させるなどの対策も有効になります。