タイプごとの違いを知ろう
ライフジャケットは主に3種類ある
ライフジャケットにはさまざまなタイプがあります。それぞれメリットやデメリットが異なりますので、最適なものを選ぶためにもチェックしておきましょう。ここでは、代表的な3種類のライフジャケットについて解説していきます。
自動膨張式ライフジャケット
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自動膨張式ライフジャケットは、軽量コンパクトで持ち運びに便利です。普段は小さい状態となり、動きやすいのもメリット。落水すると自動的に膨らんでくれます。
デメリットとしては、定期的に点検を行わなければ開かない場合があったり、子供用のラインナップが少なかったりすることです。
基本的には、水に入らないことを前提としている場合におすすめのタイプといえます。
手動膨張式ライフジャケット
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手動膨張式ライフジャケットは、水に触れて誤作動せず、自動膨張式よりもリーズナブルに購入できるのがメリットです。
しかし、自力で膨らませないとライフジャケットが開きません。SUPは落水するシーンが多いため、もっとも使い勝手がよいタイプといえるでしょう。
固形式ライフジャケット
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固形式ライフジャケットは、一般的に使用されています。確実に浮力を得られることやポケットが多く、収納性に優れているのがメリットです。
ですが、常に着用した状態となってしまうため、動きを制限されることやかさばりやすいのがデメリットといえます。
初心者の内は落水してしまう人がほとんどです。そのため、固形式のものを選ぶと確実に浮力を得られるため、安心して楽しめるでしょう。
何を基準に選べばいい?
チェックしておきたいポイントは3つ!
SUPを楽しむ際、適したライフジャケットを選ぶ基準は、浮力や動きやすさが挙げられます。ここでは、SUPに向いたライフジャケット選びの基準をそれぞれに分けて解説しますので、チェックしておきましょう。
十分な浮力
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ライフジャケットを着用する一番の目的は、水中に沈まないようにすることが挙げられます。一般的なライフジャケットは、救命胴衣と呼ばれているオレンジや黄色の目立つカラー、浮力体の部分が厚いベストタイプです。
目安としては、小型船舶で義務付けられている浮力7.5kg以上のものを選ぶと安心してSUPを楽しめるでしょう。
動きを邪魔しない
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SUPに限らずマリンスポーツ用ライフジャケットは、浮力だけでなく動きやすさも重要です。動きやすさを重視する場合は、ベルトのように腰に装着するものが最適です。また、ベストタイプのものでも、薄くて軽い素材が使われていれば動きの制限を抑えられます。
保温・防風
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ライフジャケットには、保温と防風機能が期待できます。夏はラッシュガードの上から着用してベスト代わりになりますし、冬は重ね着することと同じ効果を得られます。ベストタイプを選ぶと、季節を問わずに安全と温度調整に使用可能です。