目次
営業職の適正 | 準備編
営業職の適正 | 知識編

営業職の適正 | 準備編

営業職の適正を5つの視点で確認できるチェックリスト
(画像=『キャリアゲ』より引用)

次に、「準備」に観点をおいて、営業職の適性について説明します。

営業職では、営業前に質の高い準備ができる人ほど、良い営業成績を残せると言われています。

営業前の準備

  • 資料
  • 話のネタ
  • 顧客のプロフィール

このような質の高い準備ができる人の特徴を考えると、自然と適性が見えてきます。

  1. 資料作成が得意
  2. 事前情報の収集が得意
  3. 根回しが得意

では、一つずつみていきましょう。

1.資料作成が得意

まず、資料作成が得意な人は、営業職に向いていると言えます。

なぜなら資料作成は、営業職に欠かせない仕事の一つだからです。

営業職は常に「顧客に伝わりやすい資料作成」を行い、それを武器に営業活動を行います。

ユーくん 分かりやすい資料を見ると営業の人が話す内容も入ってきやすいし、理解しやすくなるもんね!

もともと「資料作成が苦ではない人」や「図や表を用いた資料作成が得意な人」は営業向きです。

営業以前の準備段階で力を発揮すれば、顧客からの理解も得やすくなりますからね。

2.事前情報の収集が得意

また、事前情報の収集が得意な人も営業職に向いていると言えます。

「顧客が理解しやすい資料」を作成する際には、事前の情報取集が必要不可欠です。

事前収集では以下のような情報を得ることができ、これは営業に欠かせない情報です。

  • 顧客が求めているもの
  • 顧客が抱える課題

何事に関しても情報を集めるのが好き、調べるのが得意!という人は営業職に適しています。

3.根回しが得意

そして、根回しが得意な人も実は営業職に向いているかもしれません。

根回しというと、多くの人がネガティブなイメージを持ちますよね。

しかし、売れる営業職は事前の根回しを必ず行い、契約を勝ち取っています。

なぜなら、根回しができなければ顧客に心を開いてもらえず情報収集ができないからです。

営業職で根回しが得意な人には、以下のような特徴があります。

  • 交流関係が広い
  • 根回しをすべき相手がわかる
  • 行動力がある

根回しができなければ、営業の世界で成功できないと言えるほど、営業にとって大事なことです。

ダルマちゃん 根回しはしないと言い張っている人ほど、根回しの意味を理解できていないことが多いんだよ。

ネガティブイメージの強い「根回し」ですが、事前準備で周囲から追い詰めていく方法もあります。

あまり意識しすぎる必要はありませんが、頭に入れておきましょう。

営業職の適正 | 知識編

営業職の適正を5つの視点で確認できるチェックリスト
(画像=『キャリアゲ』より引用)

この章では、営業職に向いている人の知識的な特徴について解説していきます。

知識がなければ顧客に対して商品の価値を伝えることはできません。

そこで、営業職に向いている人がどんな知識を持っているかを考えていきましょう。

  1. 業界に特化した専門知識がある
  2. 趣味で会話できる知識がある
  3. 知らないことにできる
  4. 知らなかったら興味を持って質問できる

では、一つずつみていきましょう。

1.業界に特化した専門知識がある

業界に特化した専門知識がある人は、営業職に適性があると言えます。

契約を勝ち取るには、自分の取り扱う商品や商品に関わる業界に関する知識が必要不可欠です。

表面上の浅い知識だけを持って営業活動に励んでも、顧客からすぐに見抜かれてしまいます。

ユーくん お客さんの方が商品のことや業界のことに詳しかったらやばいよね

業界に特化した専門知識を持っていれば「この人は頼りになるなぁ」と感じられることが多いです。

そうすると商品の価値を伝える際にも当然説得力が上がります。

また、営業職は専門知識が必要な業界では月収や年収も高く、専門知識がある人は特に稼ぎやすい職種です。

▼専門知識と給料の関係

業界商材専門知識平均月収平均年収
MR(医薬情報担当者)必須44万円658万円
医薬品メーカー必須44万円659万円
証券必須33万円498万円
家具・雑貨・インテリア不要26万円397万円
サービス不要26万円397万円

参考:転職サイトdoda「職種別平均年収ランキング最新版(2019年)」

したがって、業界に関する知識レベルが高い人ほど、営業職に向いていると言えるのです。

2.趣味で会話できる知識がある

また、趣味で会話できる知識がある人も営業職に向いているとも言えます。

できる営業マンは、顧客の関心を引くためのトークの引き出しが豊富にあります。

ダルマちゃん 趣味が一緒だと、まず人としての印象が良くなるよね!

普段から多趣味で様々なトピックの話題についていける人は、その特徴を仕事に活かすことができます。

顧客の気分を良くするためにも、場を盛り上げるトークも時としては必要ですよ。

3.知らないことにできる

そして、知っていることを「知らないことにできる」人も営業に適性があると言えます。

知らないふりをする、というのは言ってみれば会話を盛り上げるためのテクニックです。

「相手に会話の主導権を委ねる」為に、時には知っていることを知らないように振る舞うことも大切です。

相手から振られた話の内容に関して常に自分の持つ知識を披露する場合、相手が話をしにくくなります。

ユーくん 毎回何をふっても「それ知ってる」って言われたらちょっと楽しくないよね。

広い知識がある物知りでも「何でも知っていることに自負がある」ことが丸見えだと、あまり良い印象がありません。

知らないふりができる人はコミュニケーションを円滑にし、相手の気分をよくさせることができます。

営業向きなのは言うまでもありませんね。

4.知らなかったら興味を持って質問できる

そして、知らないことに興味を持って質問できる人も営業職に適性があります。

知らないことに興味を持って質問できる人は、顧客とも良好な関係を築ける可能性があります。

営業で相手に信頼してもらう為には、知らないことを伝えた上で興味を持ち質問することが大事です。

営業職は時として相手が話したいことを話せる場を提供してあげることも必要です。

ダルマちゃん 知らないことを教えてもらうのが好きじゃないって人もいるよね。

ユーくん プライドが高い人だと知らないことを聞くのが嫌だと思っちゃうかもね。

素直に「それって何?知りたい!」と前のめりに興味を持って質問できる人は、営業でも結果を残せる可能性が高いのです。