テントはキャンプで寝泊まりするために必須なキャンプ道具です。

しかし一言で「テント」といっても、ソロ用からファミリー用、ドーム型やティピー型など様々な商品が販売されています。

様々な商品から自分に合ったテントを選べる反面、キャンプ初心者だとどれを選んでいいか悩む方も多いはず そこで今回は、キャンプ初心者におすすめのテントをご紹介していきます。

また、おすすめのテントだけでなくテントの種類や、選び方なども詳しくお伝えしていきます。

キャンプ初心者でテント選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください!

目次

キャンプ初心者が知っておきたいテントの種類
ドームテント
2ルームテント
トンネルテント
ティピー(ワンポール)テント
ロッジ型テント
キャンプ初心者のテントの選び方6つのポイント
他の道具を揃えるなら予算を決めておく
使用人数+1名のサイズを選ぶ
スムーズに設営・撤収できそうか確認する
耐水圧は最低1,500mm以上のものを選ぶ
コンパクトさ・重量など持ち運びやすさを確認する
使用する環境・季節に適した素材を選ぶ
キャンプ初心者におすすめのテント10選
snow peak(スノーピーク):アメニティドームM
Coleman(コールマン):タフワイドドームⅣ/300
DOD(ディーオーディー):わがやのテント
Coleman(コールマン):タフワイドスクリーン2ルームハウス/MDX
LOGOS(ロゴス):neos PANEL(ネオスパネル)スクリーンドゥーブルXL
DOD(ディーオーディー):カマボコテント3(M)
snow peak(スノーピーク):ヴォールト
DOD(ディー・オー・ディー):ワンポールテントM
nordisk(ノルディスク):Alfheim(アルフェイム)12.6
ogawa(オガワ):オーナーロッジ タイプ52R
キャンプ初心者にはスターターセットもおすすめ
お試ししたい場合はキャンプ初心者セットをレンタルする方法も
キャンプ初心者は実物を触って「理想」や「憧れ」を叶えてくれるものを選ぼう

キャンプ初心者が知っておきたいテントの種類

キャンプ初心者におすすめのテント10選!選び方&スタイル別の商品を紹介
(画像=引用:photoAC、『タナちゃんねる』より引用)

キャンプ場では様々な形のテントを目にしますが、テントの種類は以下の5種類に分けられます。

  • ドームテント
  • 2ルームテント
  • トンネルテント
  • ティピー(ワンポール)テント
  • ロッジ型テント

ここからは、それぞれの特徴をお伝えしていきます。

特徴を知って自分のスタイルに合ったテントを見つけていきましょう!

ドームテント

キャンプでは定番の半円形状の見た目で、設営が簡単なのでキャンプ初心者にとてもおすすめのテントです。

骨組みとなるポールをアーチ型に設置し、インナーテント・フライシートの順にそれぞれ設置すれば完成! 手順が簡単なので時間をかけず設営ができ、存分にキャンプ時間を楽しめます。

またドームテントはキャンプで定番の種類なので、ソロ用サイズからファミリー用サイズ、おしゃれなデザインのテントなど、幅広く販売されています。

そのため好きなデザインや、人数に合ったテントが見つかりやすいのも、嬉しいポイントです 収納サイズは比較的コンパクトで持ち運びしやすいため、キャンプ道具の積載に慣れていないキャンプ初心者でも、安心して積み下ろしができます。

簡単設営と携行性が高いだけでなく、商品の選択肢も広くお気に入りのテントが見つかりやすいため、キャンプ初心者の方にとてもおすすめなテントです。

2ルームテント

テント内に寝室になる部屋と、リビングになる部屋が備わっているテントです。

テントの設営のみで屋根付きリビングも同時に備わっているため、タープがなくても日陰で食事を楽しめます。

キャンプに慣れていないとキャンプ場到着後、テントの設営やタープの設営、サイト内のレイアウトなど、忙しない時間が過ぎてしまいますが、2ルームテントであればタープの設営を省けるのでとても便利! 2ルームテントは2つの部屋の骨組みを設置し、骨組みを立ち上げながらフライシートのピンにポールを差し込んで設営します。

そこまで複雑な手順はありませんが、慣れるまで設営には少し手間取る可能性があるため、最初のうちは複数人での設営がおすすめです。

タープの設営時間を省けるだけでなく、タープ分の荷物も減らせるのも嬉しいポイント! 少しでもキャンプ道具の荷物を減らしたい方や、テント1つで快適なリビングでの食事を味わいたい方におすすめのテントです。

トンネルテント

トンネルテントも2ルームテントと同じく、寝室とリビングがテント内に備わっているテントです。

見た目はアーチ型のかわいいフォルムで別名「かまぼこ型」や「イモムシ型」とも呼ばれ、ファミリーキャンパーに大人気のテントです。

2ルームテントより長い構造のテントが多く、その分リビングスペースが広いので、雨の日でも快適にリビングで食事や談笑を楽しめます また寝室となるインナーテントの取り外しできる商品が多く、取り外して大きなシェルターとしても使用できるため、キャンプシーンによって使い分けができるのは嬉しいポイントです。

設営は比較的簡単で、3〜4本のポールをフライシートにセットし立ち上げ、ペグで固定すれば完成します。

2ルームテントより設営が簡単なので、設営に自信がない方はトンネルテントがおすすめです しかしトンネルテントは商品はファミリー用が多く、ソロやデュオ用の商品展開が少ないため、少人数のキャンプではテントの選択肢が限られている所が難点です。

またトンネルテントは、大きなテントが多いので持ち運びができる重さか、積載できる収納サイズか必ず確認しておきましょう 持ち運びできる交通手段は限られてしまいますが、テント内で広々とゆっくり過ごしたい方や、少しでも設営が簡単な大きいテントを探している方におすすめのテントです。

ティピー(ワンポール)テント

設営が簡単でソロ用からファミリー用まで幅広くサイズ展開されている、円錐形のテントです。

他のタイプのテントは設営にポールを最低でも2〜3本使用しますが、ティピーテントはポール1本のみの構造なので、難しい手順もなくキャンプ初心者でも簡単に設営できます。

設営はインナーテントをペグで固定して、インナーテントの中心にポールを立て、その上からフライシートを被せれば完成! 1人でも簡単に設営できるため、ソロキャンパーにとても人気のテントです。

またフライシートのみ使用してシェルターにしたり、入り口の生地を跳ね上げて日陰を作れたりする商品もあるので、色々なアレンジも楽しめます。

ただしテントの中心にポールがあるため、テント内ではポールにぶつからないようにする工夫が必要です! ぶつからないようにポールの周りにラックの設置や、ポールに設置できるテーブルも販売されているので、小さい子供やペットがいる場合は対策を考えておきましょう。

テントの設営が簡単で色々アレンジも楽しめるため、初心者キャンパーからベテランキャンパーまで幅広くおすすめできるテントです。

ロッジ型テント

山小屋のような見た目で、天井が高く開放感があり居住性が高いテントです。

70年代に流行ったテントで、独特な雰囲気やレトロ感があるため、おしゃれキャンパーにとても人気があります 骨組みとなるポールの数が多いので設営が難しいと思われがちですが、設営しやすいのもロッジ型テントの魅力の1つです。

設営手順は骨組みを組み立てて、フライシートを被せるだけでほぼ完成します。

テントの大きさや高さによっては骨組みを組む時や、ポールを伸ばす作業に力がいる場合がありますが、難しい手順はありません! しかしテントの高さがある分、華奢なポールだと安全性に欠けるため、頑丈な作りの鉄製ポールが多く重さがあります。

またテント生地も重さのあるコットン製の商品が多いため、購入の際は必ず持ち運びできる重さかどうか確認しておきましょう。

ロッジ型テントは重さがあるので携行性は高くありませんが、設営が比較的簡単なのでキャンプ初心者の方で居住性を重視している方におすすめ! またレトロかわいいデザインの商品が多いので、レトロな雰囲気が好きな方や、おしゃれなキャンプを楽しみたい方にもおすすめのテントです。

キャンプ初心者のテントの選び方6つのポイント

キャンプ初心者におすすめのテント10選!選び方&スタイル別の商品を紹介
(画像=引用:photoAC、『タナちゃんねる』より引用)

ここからはテントの選び方のポイントをお伝えしていきます。

選び方には以下6つのポイントがあります。

  • 予算
  • 使用人数
  • 設営と撤収
  • 耐水圧
  • 持ち運びやすさ
  • 素材

気になるテントが多すぎて何を基準に選べばいいか悩んでいる方は必見です!また欲しいテントが既にある方は、6つのポイントを押えているか確認しましょう 選び方6つのポイントを押さえて、自分のスタイルに合ったテントを選んでいきましょう。

他の道具を揃えるなら予算を決めておく

テントはキャンプに必須ですが、キャンプ道具の中で1番高額になる可能性が高いアイテムです。

しかしテントだけ購入してもキャンプは楽しめないため、他にもキャンプ道具を揃える必要があります。

寝るためのマットやシュラフ、食事するためのテーブルや椅子、焚き火をするために焚き火台など、キャンプに必要な道具は上げだしたらキリがありません そのためテントの予算を決めておくのがおすすめです。

キャンプ道具の中で1番高額なテントの予算を決めておくことで、他のキャンプ道具に使える予算の目安も設定できるため、買った後に「こんなにお金を使ってしまった」と後悔することもありません。

テントの金額を考えず、欲しいと思った商品を購入してしまうと、他に揃えたい道具が買えない場合もあります そうならないためにも予算を決めて、快適なキャンプを楽しみましょう!

使用人数+1名のサイズを選ぶ

テント内で窮屈にならず快適に過ごすには、テント使用人数+1名のサイズを選ぶのがおすすめです。

使用人数+1名のサイズを選べば、広々とした空間になるのでテント内レイアウトも楽しめます! ただし使用人数4人と記載がある場合でも「大人2人・子供2人」など、子供の人数が含まれている場合が多いので注意してください。

使用人数4人(大人2人・子供2人)記載のテントを大人3人で使用すると、窮屈になる可能性があります

使用人数+1名のサイズを選ぶ場合は大人表記か、子供表記が含まれているかも一緒に確認しておきましょう。

スムーズに設営・撤収できそうか確認する

キャンプの時間を存分に楽しむためには、設営や撤収がスムーズにできるテントがおすすめです。

現在販売されているテントのほとんどが、比較的簡単に設営や撤収ができるよう工夫されています。

HPやSNS等で設営や撤収手順の動画を公開しているメーカーもあるので、不安な場合は動画をチェックしておきましょう またパーツの多い商品より少ない商品の方が、比較的手順が少なくスムーズに設営や撤収ができるため、テントのパーツの種類も確認しておくと安心です。

耐水圧は最低1,500mm以上のものを選ぶ

雨の日でも安心してテント内で過ごすためには耐水圧は1,500mm以上のテントがおすすめです。

耐水圧とは防水性能の指標となる数値で、低ければ低いほどテント生地に水が染み込みやすく、高ければ高いほどテント生地に水が染み込みにくいことを表します。

つまり耐水圧が低いと雨が降った時、雨水がテント生地を通過してテント内に雨水が入ってくる可能性が高いということです! 一般的にテントの耐水圧の目安は500mmで小雨、1,000mmで通常の雨、1,500mm以上あれば、強い雨にも耐えられます。

しかし耐水圧は高ければ高いほど良いというわけではなく、雨を通さない分通気性も悪く結露の原因となったり、暑い時期だとテント内が蒸し暑くなったりします。

耐水圧は低過ぎると雨漏り、高過ぎると通気性が悪くなるので、キャンプに行く時の天候や気候条件にもよりますが、目安としては1,500mm〜2,000mmのテントがおすすめです!

コンパクトさ・重量など持ち運びやすさを確認する

テントはキャンプ場まで持ち運んで使用するため、収納サイズがコンパクトかつ軽量で持ち運びやすいテントがおすすめです。

特にソロや自転車・バイク等で行く方は、収納サイズがコンパクトかつ軽量であれば移動が楽になるので、必ず収納サイズと重さの確認はしておきましょう。

一方ファミリーキャンプや大人数でのキャンプの場合は、使用人数が多いためテントも大きい商品になりがちです 移動手段が車の方は、車に積載できる収納サイズか確認しておくと安心です。

また重さのあるテントの場合、キャンプサイト内まで車が乗り入れできるキャンプ場では問題ありませんが、乗り入れできずキャンプサイトまで距離がある場合は、キャンプカートを用意しておくと便利です。

使用する環境・季節に適した素材を選ぶ

どういうキャンプ場に行くことが多いか、どの時期(季節)にキャンプへ行きたいかで、選ぶテントの素材が変わります。

テントの素材は主にポリエステル・ナイロン・コットン生地に分かれそれぞれ特徴が違います。

ここからは、それぞれの素材の特徴をお伝えします

【ポリエステル】

ポリエステルはテントで最も多く使われている素材で、雨や紫外線に強いため日差しが強い日や、雨の日の使用に向いています。

ただし通気性があまり良くないので、ポリエステル素材を選ぶ場合はベンチレーターなど通気口が装備されているテントを選びましょう。

【ナイロン】

ナイロン生地は軽くて丈夫なため、登山でキャンプする等なるべく荷物を軽量にしたい場合におすすめです。

【コットン】

生地が厚く夏では外気熱を遮断し、冬では温かい空気を外に逃さないため1年通してキャンプを楽しみたい方に向いています。

ただし生地が厚い分、重く嵩張る商品が多いため積載できるかサイズや重さの確認が必要です。

それぞれの生地の特徴を把握して、自分のキャンプスタイルに合った生地のテントを選びましょう