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プロダクトマネージャー(PdM)の仕事内容
プロダクトマネージャー(PdM)が注目されている理由

プロダクトマネージャー(PdM)の仕事内容

プロダクトマネージャーは、市場データに基づいてプロダクトのマネジメントを行うのが主な仕事。広い視野と深い思考力をフル活用し、プロダクトの成長を最大限に引き出すために、さまざまな戦略を考えます。具体的にはどんな仕事を行っているのか、その内容について解説します。

1.プロダクトを企画・立案する

プロダクトマネージャーの1つ目の仕事は、プロダクトの企画・立案です。

プロダクトマネージャーは会社の経営戦略に基づいて、新規プロダクトを企画する役割を担っています。そのためには、まずは市場を調査し、明確なターゲットを定めます。その後、プロダクトのコンセプトも決めていきます。

なかでも重要なのが、プロダクトロードマップを作成することです。ロードマップには、開発チーム・ビジネスチームに向けたタスクや課題、スケジュールを記載。このロードマップを元にプロジェクトが動くため、見落としがないように作る必要があります。

2.プロダクトの戦略を策定する

プロダクトマネージャーの2つ目の仕事は、プロダクトの戦略策定です。

プロダクトマネージャーは、プロダクトの成長に対して責任があります。開発して終わりではなく、ターゲットに対してどのようにプロダクトをアピールし、販売を促進するのか、その戦略を立てなければなりません。

売り上げを作るには、各部門との連携が重要。営業・開発・販売・マーケティングと、プロダクト開発に関わっている部門に働きかけ、戦略通りの売り上げを達成するために連携を取るのもプロダクトマネージャーの仕事です。

3.リリース後の仮説検証を行う

プロダクトマネージャーの3つ目の仕事は、リリース後の仮説検証です。

プロダクトにはライフサイクルが存在します。導入期・成長期・成熟期・衰退期・延命期と、リリース後のプロダクトはステージに応じて売り上げが変動するのが特徴です。

プロダクトマネージャーは、プロダクトがどのステージにあり、次のステージに進むためにはどんな課題を解決すべきなのかを考えるのが仕事。グロースさせるために仮説を立て、施策を実施。効果測定を行い、プロダクトや顧客にとって意味のある内容だったかを確認します。

プロダクトが衰退せず延命できるよう、チームメンバーと共にプロダクトの仮説検証を繰り返すのは、プロダクトマネージャーの重要な仕事のひとつです。

プロダクトマネージャー(PdM)が注目されている理由

プロダクトマネージャーの需要が増している背景には、ITやWebを活用したプロダクトが急増していることが関係しています。業界に関係なく、ビジネスをグロースさせるためにITやWebの利点を活かしたプロダクトを開発する企業が増えているのです。

そうしたIT・Webの製品は、顧客に長く利用し続けてもらえるかで成功が左右されます。それには、プロダクトのテーマや成長見込み、マーケティング施策などを開発前に考え、戦略を練っておくことが重要です。

プロダクトマネージャーは、そうした役割を担えるスキルを有しているのがポイント。さまざまな角度からプロダクトを成功に導くためのストーリーを考え、プロダクトの開発に落とし込みます。

また、ITスキルはもちろん、経営者と同じような視点でビジネスについて考える能力があることも求められます。競争率の高いIT・Web関連のプロダクトを成功させたいと考える企業は多いため、高いレベルでIT・ビジネス・マーケティングの知識を有しているプロダクトマネージャーが注目されているのです。