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近年人気の「ずんだ」スイーツ
仙台で愛される「ずんだ餅」の作り方

近年人気の「ずんだ」スイーツ

ずんだと言えば、餅を絡めて食べるという概念を覆すような「ずんだスイーツ」も、近年人気です。仙台駅には、気軽にずんだスイーツを楽しめるずんだ専門店が立ち並んでいます。

ここでは、「ずんだどら焼き」や「ずんだまんじゅう」といった和菓子から、「ずんだシェイク」や「ずんだアイス」、「ずんだロールケーキ」といった洋菓子に至るまで、幅広いずんだスイーツを楽しむことができます。

枝豆を使用しているぶん、栄養価も高いため、ヘルシーフードとしても注目されています。仙台駅にお越しの際は、ぜひ新感覚の「ずんだスイーツ」をお試しください。

仙台で愛される「ずんだ餅」の作り方

ここからは、仙台の家庭で昔から作られている「ずんだ餅」の作り方をご紹介します。

① まずは、柔らかめに茹でた枝豆をさやからはじいて取り出します。さや付きの枝豆が手に入らない場合は、風味は落ちますが、冷凍枝豆で代用しても大丈夫です。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=『cazual』より引用)

② 次に、枝豆についている薄皮をひとつずつ取り除きます。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=『cazual』より引用)

手間がかかりますが、薄皮を取らないと枝豆をすり潰せないので根気強く作業しましょう。今回は茶豆を利用したので薄皮を取る前は茶色がかった緑色ですが、取った後は綺麗な緑色になります。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=左が薄皮付き、右が薄皮を取った枝豆です、『cazual』より引用)

③ そして、薄皮が取れた枝豆をすり鉢に入れます。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=『cazual』より引用)

少量の塩を入れて、すりこ木で枝豆を潰していきます。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=『cazual』より引用)

フードプロセッサーなどで撹拌する方法もあるようですが、仙台の家庭では、すり鉢で作るほうが食感も風味も良くなるとされています。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=『cazual』より引用)

力のいる作業なので、普段台所に立たないお父さんに手伝ってもらう家庭も多いようです。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=『cazual』より引用)

④ だんだん潰れてきたら少量の水と砂糖を入れます。水は一度にたくさん入れず、少しずつなじませるように入れましょう。

水を入れずに作るという家庭もあるようですが、宮城県の県北出身の我が家ではとろりとしたペーストに仕上げるのが「家庭の味」でした。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=『cazual』より引用)

できあがったずんだに、追加で砂糖を調整しながら入れます。甘味や塩分は家庭によって違いがあります。砂糖を入れない地域や、スイーツのように甘いずんだを食べる地域など様々です。お好みの味付けに仕上げましょう。

⑤ 最後に、つきたてのお餅をずんだに絡めます。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=『cazual』より引用)

角餅を使う場合は、茹でて柔らかくしたものを使うと、ずんだ餡が絡みやすいのでおすすめです。

仙台在住料理家が教える、仙台名物「ずんだ餅」の作り方|地元で愛されるご当地スイーツ
(画像=『cazual』より引用)

ずんだを絡めたら、器に盛り付け完成です。ずんだ餅は少し手間のかかる料理ではありますが、枝豆の風味漂う、東北地方の夏定番のおふくろの味が楽しめます。