気になる日産キックスの年間維持費は?
では、タイトルである日産キックスの年間維持費についてチェックしてみる。
日産のエコカーの代名詞でもある「e-POWER」のみとなる日産キックスは、走行距離や空気圧の管理具合などにもよるが、新車からタイヤ交換がすぐに必要になるとは考えにくい。スリップサインが表れると交換のサインになるが、エコタイヤの場合、タイヤローテンションを含めて3万kmは走行できるはず。
保険会社などの調査では、年間の走行距離は7000km程度というデータもあるそうで、年間1万km走る人は少し多い部類に入るかもしれない。タイヤには寿命があるものの、1回目の車検で交換するという程度かもしれない。
しかも、205/55R17のエコタイヤであれば、2〜4万円前後でかなりの選択肢がある。
日産キックス(X ツートーンインテリアエディション/2WD)の1年間の維持費
日産キックス(X ツートーンインテリアエディション/2WD)の1年間の維持費(東京23区を想定)を出してみた。
見積もりの任意保険は、45歳無事故、20等級で想定。*編集部調べ
自動車保険料:75,500円
自動車税:22,500円(7月登録の場合)
オイル交換:6,000円
タイヤ交換:40,000円
1年点検:15,950円
ガソリン代(1年1万キロ走行。レギュラー1L 120円、実燃費21.0km/Lとして計算) 57,000円、車検(法定費用+24か月点検代) は110,000円程度だろうか。
合計すると約27万5000円。さらに自宅駐車場などを持っていない場合は、月数万円のプラスになる。自動車保険料(任意保険)は、等級や年齢、特約などにより異なるが、日産キックスの場合、それほど高く設定されないはず。
ただし、タイヤ交換の頻度はそれほど高くならないはずで、3年目までは上記のタイヤ交換代がかからないケースもあるかもしれない。
また、日産や販売会社などがメンテナンス・パックを提供しているので、こうしたパック商品を利用する手もある。たとえば、日産の「メンテプロパック」は、半年ごとの定期点検とオイル交換をお得な料金で受けられるサービス。
ディーラーのサービスは割高というイメージを抱く人もいるかもしれないが、ディーラーからすると確実に整備のお客さんを獲得できるメリットがあり、販売会社によっては、値引きキャンペーンが展開されることもある。
「メンテプロパック」には、さらにオイルやオイルフィルター交換、e-POWERを含めた100%電気自動車(EV)はEVならではの診断も用意されている。
こうしたサービスも検討すれば、より維持費を抑えられるはずだし、近くのガソリンスタンドやカー用品点、整備工場などで馴染みの場所を作っておくのも利便性だけでなく、維持費の面でもお得になることがある。ガソリンスタンドなどには、ガソリン代だけでなく、メンテナンスも安くなる商品もあるから利用する手もあるだろう。
鳴り物入りで登場した日産キックスは、子どもがいるファミリー層からポスト・ファミリー、独身の方まで幅広い層の相棒として最適なサイズとパッケージングを備えている。
新規購入あるいは、買い替えの候補モデルとして検討する価値は十分にあるだろう。
日産キックスを飯田裕子さんと徹底解説!日産にとって約10年ぶりの新車となったキックスの実力は?e-POWERの性能は?使い勝手は?キックスの性能に迫ります!
文・塚田 勝弘/提供元・CarMe
【関連記事】
・車用キズ消しおすすめ12選!車のキズを消そう【2020年版】
・【2020年版】お金がなくても乗りやすい国産スポーツカーおすすめ10選!平均中古価格も掲載!
・ポルシェに認められたネクセンタイヤ…オールシーズンタイヤ”エヌブルー4シーズン”を飯田裕子氏が徹底解説
・119.9万円から...大人気SUVのトヨタランドクルーザープラドの中古購入をおすすめする理由と評価
・「燃料残量警告灯(ガソリンランプ)」が点滅しても、あと50kmは走行できるって本当?