目次
文化財とは
文化財の中の有形文化財とは
有形文化財の中の重要文化財と国宝とは
有形文化財の中の登録有形文化財(建造物)とは
大阪市内を歩いているとノスタルジックな建物によく出会います。よく見ると建物に「重要文化財」や「登録有形文化財」とプレートが貼られています。調べてみると、大阪市内の歴史的な建造物は明治から昭和初期の建物が多いことに気がつきます。
僕自身、歴史的な建造物を見て歩くのも好きなので、一度、大阪市内の歴史的な建造物をじっくり回ってみたいと思い、何度かに分けて歩いてみました(時には自転車で)。まずはJR大阪環状線内の歴史的(国宝(無し)・重要文化財・登録有形文化財)な建造物を紹介します。今後も足を運ぶごとに、季節・時間帯・天気によって違った見え方になると思いますので、その都度、記事を追加していこうと思っていますので、街歩きの参考になれば幸いです。
文化財とは
文化財は、我が国の長い歴史の中で生まれ、はぐくまれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産です。このため国は、文化財保護法に基づき重要なものを国宝、重要文化財、史跡、名勝、天然記念物等として指定、選定、登録し、現状変更や輸出などについて一定の制限を課す一方、保存修理や防災施設の設置、史跡等の公有化等に対し補助を行うことにより、文化財の保存を図っています。また、文化財の公開施設の整備に対し補助を行ったり、展覧会などによる文化財の鑑賞機会の拡大を図ったりするなど文化財の活用のための措置も講じています。さらに、我が国を代表する文化遺産の中から顕著な普遍的価値を有するものをユネスコに推薦し、世界文化遺産への登録を推進しています。【文化庁HPより引用】
文化財の中の有形文化財とは
建造物、工芸品、彫刻、書跡、典籍、古文書、考古資料、歴史資料などの有形の文化的所産で、我が国にとって歴史上、芸術上、学術上価値の高いものを総称して「有形文化財」と呼んでいます。このうち、建造物について国が指定する国宝・重要文化財(建造物)と国が登録する登録有形文化財(建造物)を紹介します。【文化庁HPより引用】
有形文化財の中の重要文化財と国宝とは
有形文化財のうち、重要なものを「重要文化財」に指定し、さらに世界文化の見地から特に価値の高いものを「国宝」に指定して保護を図っています。これらの国宝・重要文化財建造物を後世に継承していくためには、適切な時期に様々な保存修理が必要です。修理事業は所有者または管理団体が行いますが、多くの修理事業が国の補助事業として実施されています。我が国の歴史的建造物はほとんどが木で作られており、茅や檜皮のような植物性の屋根を有するものも多く、火災に対し極めて脆弱です。このため、防災設備の設置に補助を行うことなどによって保護を図っています。また、我が国の近代化の過程で生み出された貴重な文化遺産でありながら、社会の変化の中で急速に失われつつある近代の建造物について、所在の特定やその特徴を明らかにするための全国的な調査を行っています。最近では、こうした調査の成果に基づいて重要文化財に指定された近代の建造物も増えつつあります。【文化庁HPより引用】
有形文化財の中の登録有形文化財(建造物)とは
平成8年10月1日に施行された文化財保護法の一部を改正する法律によって、保存及び活用についての措置が特に必要とされる文化財建造物を、文部科学大臣が文化財登録原簿に登録する「文化財登録制度」が導入されました。この登録制度は、近年の国土開発や都市計画の進展、生活様式の変化等により、社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたものです。届出制と指導・助言等を基本とする緩やかな保護措置を講じるもので、従来の指定制度(重要なものを厳選し、許可制等の強い規制と手厚い保護を行うもの)を補完するものです。【文化庁HPより引用】