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EPSボードの特徴やメリットをチェック
PUボードの特徴やメリットをチェック

EPSボードの特徴やメリットをチェック

最大の特徴・メリットは「軽い」ということ

【サーフボード基礎知識】EPSとPUの違いってなに?それぞれの特徴や選び方も解説
(画像=Photo bypalacioerick、『暮らし〜の』より引用)

EPS素材のサーフボードの最大の特徴とされているのが「軽い」という点です。PU素材のサーフボードと比較すると、サーフボードにもよりますが一割程度軽いとされています。軽いのでテイクオフが早く、スピードを乗せやすいという特徴を持っています。

また、軽いということは持ち運びがしやすいということになります。お住まいのエリアや利用する海によっては持ち運ぶ時間が長いこともありますが、その点EPSは軽いので楽です。

軽いのでスピードを出しやすくコントロールしやすい

EPSのサーフボードが「軽い」ことによって得られるメリットとして、上述した「スピードが出しやすい」という点と「ボードのコントロールがしやすい」という2点があります。軽い分反応性にも優れているということもあって、小波にも乗りやすいです。

小波をメインで乗られる方はぜひEPSのサーフボードを試してみてください。ショートボードでもテイクオフができるでしょう。

強度や耐久性でもPUに勝っている

【サーフボード基礎知識】EPSとPUの違いってなに?それぞれの特徴や選び方も解説
(画像=Photo by Imagine-free、『暮らし〜の』より引用)

EPSの材質は、強度・耐久性においてもPU素材より優れているというメリットがあります。これは、というのも、EPSのサーフボードを固めるエポキシ樹脂が、PUのサーフボードを固めるポリエステル樹脂よりも強度が高いというのが主な要因です。

サーフボードをタフに使いこなしたい方におすすめです。必然的にサーフボードの寿命も長くなるので、長い期間に渡って同じサーフボードを使いたいという方にもおすすめできます。

ぶつけてしまいがちな初心者におすすめできる

サーフィンを始めたばかりだと、取り回しに慣れておらず何かとサーフボードを「ぶつけてしまう」初心者の方は少なくありません。しかし、これは不慣れなうちは仕方のないことです。感覚を慣らしていくしかありません。

ぶつけないのに越したことはありませんが、EPSのサーフボードは強度が高く高耐久なので、ある程度はぶつけてしまっても大丈夫です。初心者の方でも安心して持ち運び・取り回しができます。

PUボードの特徴やメリットをチェック

安定感があって絶妙な重さがちょうどいい

【サーフボード基礎知識】EPSとPUの違いってなに?それぞれの特徴や選び方も解説
(画像=Photo byandyperdana69、『暮らし〜の』より引用)

PU素材のサーフボードよりも、EPS素材の方が軽くて高強度な材質だということをお伝えいたしました。これだけ知ると、PU素材のメリットが無いように思えてしまうかもしれません。しかし、実際には「若干重めだからこそ得られるメリット」もあります。

ある程度の重さ、絶妙な重量感があるので、PU素材のサーフボードはEPSのものよりも安定感を得やすいです。もちろん好みが分かれる部分ではありますが、レールを波に入れやすいという特徴もあります。

風の影響を受けにくい

重量感があって安定性が高いという特徴に加え、PU素材のサーフボードは「風の影響を受けにくい」・「風にあおられにくい」というメリットがあります。対して、EPSボードは軽い分風の影響を受けやすいというデメリットがあるので、その日の天候などに応じて選ぶのも選択肢の1つかもしれません。

板が「しなる」というメリット

【サーフボード基礎知識】EPSとPUの違いってなに?それぞれの特徴や選び方も解説
(画像=Photo by bluesbby、『暮らし〜の』より引用)

PU素材のサーフボードは、「しなる」という特徴を持っています。上手く踏み込むことでそのしなりを利用して、力強いターンや高い加速性能・スピード感などを得られるという、EPS素材では感じにくい要素を満たせるのです。

サーフィンにはしなりを利用したテクニックもあるので、自分の目指すスタイルや憧れの技次第ではPU素材の方が適しているという可能性も考えられます。自分のスタイルに適している素材を選びましょう。

PU素材の板の方が低価格!ただし寿命が難点

また、PU素材のサーフボードはEPS素材のものと比較して価格がリーズナブルな傾向にあるという特徴もあります。比較的に購入がしやすいのは大きなメリットになり得ますが、その分耐久性などがEPSよりも低く、ボードの寿命という観点では劣ります。

長く使う分値が張るEPSボードにするのか、それとも安くて手が出しやすいPUボードなのか、どちらを選ぶかは他の特徴・メリットとも比較しながら慎重に検討しましょう。