「プランクトンパターン」に照準

以上二つ、春アジの厄介な要素がある。しかし、今年の大阪湾の春アジでは、攻略の方法として、ひとつだけ言えることがある。それは、「間違いなくプランクトンパターン」ということ。2g級の重いリグをしゃんしゃん動かしてバイトを待つフォールの釣りには反応しない。0.8gや1gの軽量リグをゆっくりと見せてやることが、どれだけ焦れても釣果に繋がる。

【2022年】大阪湾の春アジングが不調な理由は回遊が無いから?
(画像=プランクトンパターンは間違いない(提供:TSURINEWSライター井上海生)、『TSURINEWS』より 引用)

あまり釣れていない筆者が言うのも何だが、今年の春アジは中層のわりと深いところが多いような気がする。静穏な海で5mの水深なら1gで10~13カウントにリグを漂わせる。

時合いと下げ潮がヒントか

セグロの回遊がないとはいえ、居着きにしても、夕マヅメの時合いは大きなチャンスではある。まだ私はやっていないが、もしかすると朝マヅメにセグロが入っている可能性もある。

僭越ながら貧弱な釣果からヒントを言わせてもらうならば、今年の大阪湾の春アジは下げ潮で食いが立つようだ。あまり上げでは食わない。下げ始めからの時間でポンポンと連発することがある。バラすと命取りなのは同じなので、抜き上げまで慎重に。