居着きの産卵はナイーブ
この居着きのアジ、春の産卵に関してはナイーブである。産卵前にもそこそこ荒食いをするのだが、セグロみたいに時合いで食わない(時合いはセグロにエサを奪われる)。夜が暮れてから常夜灯下などでプランクトンの捕食を始める。植物性プランクトンの光合成や潮に漂ってしっかりとプランクトンがわくまでアジは動かない。持久戦になる。そう、まず食いが立つのが遅いのだ。
そこへ時合いから何度もワームを見せたりイト鳴りを響かせたりしていると、プレッシャーがかかる。バラしでもやろうものならば、スレたおして最悪だ。
アフターはもっと食わない
この見極めも難しいのだが、産卵前はよく食うが、産卵後のアジは体力を失いほとんど食わなくなる。海から姿を消したのかと思うほど魚の反応がなくなる。小さめのワームを使うことがコツだが、それでも食わない日はまったくだめだ。