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私の車旅スタイルに合わせた収納スペースの拡張
自転車の積載

私の車旅スタイルに合わせた収納スペースの拡張

オートキャンプを始めた頃に、オーダーを決めたため、使っているキャンプ道具の収納が必須でした。

乗り換えにて、車体サイズが60cm短くなったこともあり、収納スペースの拡張は必須課題でした。

また、自転車の車内への積載も合わせて必要であり、アイデアを検討し、ビルダーさんと打ち合わせを重ね、製作していただきました。

ベッド下の収納BOX

ベッド下に折り畳み自転車(BROMPTON)を収納するため、ベッド自体の嵩上げが必要でした。

そこで、思いついたのが、収納BOXを作り、必要な高さを確保するアイデアです。

フィアット デュカトベースのキャンピングカーは、室内高が十分にあるため、ベッドを高くしても十分な頭上スペースが確保できます。

その点に注目し、ベッド下の空間を収納スペースにするためキャンプ道具を全て並べて体積をシミュレーションしました。

結果、キャンプ用品の収納BOXは、高さ(内寸):18cm、幅(内寸):50cmのBOXを3個。

長尺物の収納BOXは、高さ(内寸):18cm、幅(内寸):140cmでピッタリに出来上がりました。

【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=実際に入れるキャンプ道具をベッド下スペースの寸法通りに配置してみて、本当に入るのかシミュレーション,『MOBY』より 引用)
【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=長尺ものもピッタリとフィットする収納BOX,『MOBY』より 引用)
【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=設計通り、想定したキャンプ道具が全て収納できました,『MOBY』より 引用)

◆ポイント

ベッドフレームを収納BOXの固定フレームとして兼用することで、走行時のズレを防止しました。

後席下に下駄箱を新設

ここは標準状態では、サブバッテリーなどの電装が設置されている場所です。

特に輸入のキャンピングカーは、靴のまま車内で生活するスタイルであるため、基本的に、出入り口に専用の下駄箱がありません。

私は車内の居住エリアは、土足厳禁派です。

困ったことに、今回購入したLIVINGSTONE-KJも例に漏れず下駄箱がないため、購入当初から、改善しようと考えていました。

しかし、ダイネット部分であり、後付け的な施工ではデザイン性を損ねてしまいます。

そこで、マルチルームにある、未使用の下部の扉の流用をしました。

同じ板材でデザイン性を崩すことなく、下駄箱を作ることができました。

【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=土足厳禁派なので下駄箱の設置場所を検討,『MOBY』より 引用)
【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=後席下の電装設備を移設し収納BOX化,『MOBY』より 引用)
【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=マルチルームのドア部材を移設し、下駄箱のドアのデザイン性を確保,『MOBY』より 引用)
【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=夫婦の二足分(ブーツまでOK)が収納可能,『MOBY』より 引用)

◆ポイント

通常、扉が閉まっていおり中が見えません。

後席下は、外から見えるところは、元のデザインを崩さないようにしました。

マルチルームの有孔ボード

マルチルームは、LIVINGSTONE  KJのオリジナル仕様です。

他のLIVINGSTONEは、トイレ/シャワー室が標準装備されます。

そこで、特設されたマルチルームのスペースを最大限、有効に使い尽くすためのアイデアを考えました。

本誌のライターの方々もよく利用されている有孔ボ―ドです。

これを、デットスペースとなる壁面に設置することで、マルチルームのスペースが有効に使えます。

【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=60cm×90cmの有孔ボードがマルチルームの壁にジャストサイズです,『MOBY』より 引用)

◆ポイント

マルチルームの奥側は、広い面積の壁となっております。

有孔ボードを活用することで立体的な収納が可能となりました。

自転車の積載

自転車の積載は、旅先でポタリングをするために、私たちには必須用件でした。

そこで、前車のLIVINGSTONE-5の時にDIYで製作した固定用治具を今回もDIYで一から作り直し、さらに使い勝手を向上させました。

ポイントは、全ての治具をワンタッチで取り外しが可能にしたことです。

その結果、床がフラットになり、荷物を積載する場合、段差がなくなり、重くて大きな荷物も簡単に積むことができる様になりました。

【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=ベッドの下に、収納BOXを設置。嵩上げし、折りたたみ自転車(BROMPTON)2台を積載,『MOBY』より 引用)
【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=折り畳み自転車用の固定治具をセットした状態、『MOBY』より 引用)
【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=固定治具を取り外すと床がフラットになります,『MOBY』より 引用)

◆ポイント

固定治具を取り外すことで、簡単にフラットな床面となります。重い荷物でも簡単にスライドさせることができます。