キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容はDRIMOからの引用・参照です

輸入キャンピングカーは出来上がった完成車を購入するから、自分の好みでカスタマイズした新車を買うのは難しいと思っている方。

多いかもしれません。

私は前車がフィアット デュカトベースのROLLER TEAM LIVINGSTONE-5という輸入キャンピングカーに約3年乗った後、この度同じデュカトベースのLIVINGSTONE-KJの新車に乗り換えました。

せっかく新しいキャンピングカーにするなら、自分のキャンピングカーライフに合わせた仕様にしたい。

そう考えて今回は、購入時に販売店兼キャンピングカービルダーさんに依頼して、かなりカスタマイズしてもらいました。

その具体的な内容をくわしく紹介したいと思います。

目次
私の車旅のスタイル
車旅のための快適&安全装備

私の車旅のスタイル

私のキャンピングカーの使い方は、「車中泊」、「オートキャンプ」、「ポタリング」の3つが柱です。

このスタイルに合わせ、装備を検討し、便利な仕様を目指しました。

  • 車中泊 :11年以上続けています。本当に楽しく、一生続けたい趣味です。
  • オートキャンプ:オートキャンプ歴1年程度、キャンピングカーにて、キャンプする機会を増やしています。
  • ポタリング:自転車を常に搭載し、徒歩では少し時間が掛かる場所まで足を伸ばし、楽しんでおります。
【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=旅の途中、木更津のRVパーク「GREEN BASEさん」に立ち寄り車中泊中,『MOBY』より 引用)

<車内の基本レイアウト>

【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=『MOBY』より 引用)

購入前のKJの基本仕様は、ダブルサイズの常設ベッド、マルチルーム、冷蔵庫、シンク、ガスコンロとなります。

この仕様を今の車旅のスタイルに合わせ、オーダーメイドにて、私にとって便利な仕様につくり変えました。

以下が主な変更点です。

◆主な変更ポイント

  • 快適な車旅(安全、環境):後方常時モニター(安全)、前後対応ドライブレコーダー(安全)、Maxファン(環境)
  • ライフスタイルに合わせた収納の拡張:ベッド下の収納BOX、出入口の収納、マルチルームの有孔ボード取り付け
  • 自転車の積載:ベッド下部への折りたたみ自転車収納(専用固定治具をDIY)
  • その他:サブテーブルの拡張、ラップポンの搭載など

車旅のための快適&安全装備

車旅において、特に安全面については、せっかくの楽しい旅行中に事故などを起こしたら、自分も家族も気分が台無しとなってしまいます。

実際に役立つお勧めの安全装備について、ご紹介します。

後方常時モニター

キャンピングカーは、バックウインドウがない車種が多く、特に真後ろは、視界がないに等しいです。

その改善策として、走行時に常に、後方の視界が確保できると、見えないストレスが改善されます。

私は、ビルダーさんお勧めの後退確認と後方確認用の2つのカメラが一体となったものを選びました。

前車では、別紅に搭載しておりました。

しかし、後退確認用のカメラを後方確認に流用していたため、広角の視野角であり、後続車が極端に小さく写見えて、距離感が掴み難い問題がありました。

標準の視野角のカメラとすることで、後続車が適切な大きさに見え、安全な車線変更が可能となりました。

【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=『MOBY』より 引用)

※左が後退確認用、右が後方確認用のカメラ(DOMETIC製)

【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=『MOBY』より 引用)

◆モニターも高解像度の仕様とすることで、クリアな後方視界が得られます(クラリオン製)

前後対応ドライブレコーダー

昨今、煽り運転などが社会問題となっております。私も旅先で、何度か後続車に急接近されたことがありました。

幸いにも、煽り運転とまではいかなく、しばらくししたら、どこかに行ってしまったのでホッとした経験があります。

もちろん、遭遇したくはありませんが、万一の備えとして、前方のみではなく後方も記録できるものを搭載しました。

しかし、LIVINGSTONE-KJは、乗用車と異なり、バックウインドウにシェードが付いた車体であり、ビルダーさんとカメラの取り付け方法を何度も検討してやっと取り付けできました。

【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=『MOBY』より 引用)

◆ポイント

ブレを防止するためバックドアの窓枠フレームに取り付けました。

ウインドウの開閉がOK(ただし、シェードは少し隙間ができます)

Maxファン

夏の暑さ対策とし、クーラー(クールスター)を搭載しています。

しかし、エアコンを稼働させるとサブバッテリーを消費します。

そこで、リアのスカイルーフを取り外し、Maxファンを取り付けました。

この装備によって、初夏などあまり暑くない時ならファンを動作させることで風に流れがあり、涼しく感じます。

ファンモーターのみなら、長時間稼働させてもサブバッテリーの消費がとても少ないです。

輸入車のリアのスカイルーフ対応版のMaxファンは、国内のキャンピングカーに搭載しているMaxファンより、1サイズ大きい仕様です。

在庫が少なく、長納期となる場合があります。

ビルダーさんに事前確認が必要です。

【実例紹介】輸入キャンピングカーもここまでカスタマイズできる!
(画像=『MOBY』より 引用)

◆ポイント

最新のものは、故障の主原因となっていた開閉アームなどが改良されています。購入するなら最新モデルをお勧めします。