今回の桟橋アジング
フェリー桟橋の常夜灯周り
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今回ヒメフエフキを釣ったのは8月9日。潮汐は大潮後の中潮。満潮が大体夜の10時すぎころだったので、出撃は人のいない深夜0時。潮は下げ3分程度。向かった先は常夜灯のあるフェリー桟橋。大潮後と言ってもあまり潮の動きは無く、ライズもあまりない状態。ただベイトの数は多く、どこで活性が上がるか分からない状態。ベイトのほとんどが「フォーミンクヮ」。標準語では「ネンブツダイ」です。あとは「グルクマ」の小さな群れ。
常夜灯のカクテルライトに浮かぶ嫁足
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フェリー桟橋の先端に最近急に設置された船付け用コンクリート階段。この上から投げると多少飛距離が伸びるからと、当家の嫁の専用釣り場になっております。ここから沖に向かって投げるとちょうどこの階段の影が魚の捕食場所になるようで、メアジやギンガメアジが良くかかります。この日はリーダーが長すぎてガイドに結び目が接触して軽いバックラッシュを繰り返していた嫁。思わず知らずディープシンキングアジングになっていたようで、底の方でヒメフエフキがヒット。
ヒメフエフキのお刺身
まずはウロコ取りから
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さあ、いつものようにペットボトルのフタを使ってのウロコ取りからです。細かく剥ぎやすいウロコなのでサクサクと終わらせます。ウロコを剥ぐ前、剥いだ後、常に真水の流水で洗いながらの作業になります。海水で洗うのが一番だと思っておられる方が居ますが、それは間違いです。海の魚に付いているバクテリアなどは海水耐性ができています。必ず「真水」で洗いましょう。
頭と内臓を外す
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ヒレの下(人間ならば脇の下)から両側に斜めに包丁を入れ、頭を落とします。この時お腹に肛門から包丁を入れておくと頭を外した時に内臓まできれいに外れますよ。頭からは良いダシが出ますのでお味噌汁などのダシ取りに使います。掃除をしたら一塩して冷凍しておきましょう。
三枚におろす
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三枚おろしは魚の背側と腹側に骨に添って包丁を入れて行きますが、最初に包丁を入れる角度が大事です。いきなり背骨に添って平行に包丁を入れてしまうと包丁の刃がどんどん背骨から離れて行ってしまい、たくさんの身が残ってしまいます。まずは皮に切り込み(包丁ガイド)を入れ、45°位の角度で背骨に包丁の刃を当てましょう。そこからゆっくりと刃先に背骨を感じながら身を削いでいきます。両面刃が入ったら一気に腹骨を断ち切ります。慣れないうちは腹骨のみハサミで切っても良いですよ。
腹骨を漉く
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腹骨は丁寧に漉(す)きましょう。今回のハマフエフキのように小さいものは歩留まりを良くする意味もありますが、やはりお魚で一番美味しいのは「腹身」ですからね。なるべく腹身は多く残せるようにしましょう。最後は包丁を立ててスパッと落とします。
血合いを外し皮を剥ぐ
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小骨を取るのは面倒くさいので、血合い部分を落として5枚におろしたら皮を曳きます。尻尾側の身に約80°の角度で包丁を入れ、皮の手前で包丁を止め、少し(10°~20°)角度を付けて皮を曳いていきます。時々包丁に被った身を持ち上げながら「皮を切ってしまっていないか」「身をぶ厚く切っていないか」などの確認をしながら剥きましょう。
お刺身は削ぎ切りで
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一緒に釣れたメアジのお刺身と共に食卓へ。いや、小さくてもフエフキダイです。歯ごたえのある身をゆっくり噛んでいると、出てくる出てくる甘みと旨味。とても上品なお刺身になりました。削ぎ切りにするのは小さな身を大きく見せるためと、繊維を断ち切って口どけをよくするためです。