今日どこから乗るのかを明確にしたほうが良い
窓口でチケットを購入する場合、「○○から○○まで、新幹線の指定席でお願いします。」という会話が最初にあるはずだ。使い慣れていない人を相手にするなら、本来であればチケット券売機でも、このオペレーションを最初に持ってくる方が分かりやすいという意見もあった。
普段の在来線に乗車する場合も、初めに券売機の前で目的地の駅を確認し、その下に書かれた金額を押せば切符が出てくるという流れなので、フローを揃える方がたしかに優しいかも知れない。
特急券と乗車券の違いが分からない可能性も
新幹線は、新幹線券という専用のチケットではなく、「特急券」と「乗車券」の2枚のチケットを合わせて、乗れるようになっている。
「指定席」「自由席」の区分をやめて、「特急券」というボタンにすればいいのではという意見もあったが、これには、チケット券売機で躓く人は、そもそも「特急券」と「乗車券」の違いが分からないのではないかという鋭い指摘もとんだ。
ここで、念のため乗車券と特急券のおさらいをしておくと、乗車券は「出発駅から目的の駅までにかかる運賃」のことで、全ての電車にかかっている。一方、特急券は、「新幹線に乗るためのプラスの追加料金」にあたる。この2つを合わせた金額が、新幹線のチケット代となるのだ。