現金一括払いとクレジット会社を利用する場合で何が違う?

クレジット会社を利用せずにエステ店に対して一括で料金を前払いしていると、契約は利用者とエステ店との関係の1つだけなので、料金の清算はエステ店との関係だけとなる。エステサービスなど長期間利用する契約となっている場合、途中でエステ店が倒産してしまうケースもしばしば起こるが、そうなると事実上返金を求めることができなくなってしまう。

この点、クレジットを利用して代金を分割払いにしていると、問題が発生した場合は支払いの停止をすることで、既払分の返金を求めることはできないものの、それ以降の支払いを逃れることができる。

いうなれば、エステ店が倒産した際に返金不可能になるリスクをクレジット会社に委ねることができるとも言えるのだが、その分、利用者としてはクレジット手数料を負担することになるので、メリット・デメリットを考慮する必要があるだろう。

支払いの停止とはどのような状態?

ところで「支払いを停止する」とはどのような状態かもう少し掘り下げてみたい。

これは「理由があってクレジット会社の支払いを停止している」というだけで、クレジット会社の負債がゼロになったわけではない。言い換えれば、延滞扱いにならないというだけで、負債の残高は残り続けることになる。負債はエステ店とクレジット会社との処理が終了して初めてゼロになる。