危険のない釣りはない

いかがだっただろうか。小さい危険から大きな危険まで、釣り場で起こりうる、リアルな現実をランキングで上げてみたが、重要なのはランキングではなく、危険の中身だと筆者は思う。崩落や虫も侮ってはいけない。

この他にも、マダニやヌカカなど釣り場には危険な生物が山ほどいる。海釣り公園や安全な堤防は、休日ともなれば今や満員だ。そこを避けると、どうしても人気のないポイントに目を付けたくなる。筆者がよく行くシーバス釣りもそうだ。やはり河川の釣り、特に夜は慣れたポイントでも怖い。しかし、それで良いと筆者は思う。怖くなくなった時こそ危険だからだ。

どんな釣りでもリスクはある。危険がない釣りはないと思う。安全なはずの海釣り公園や堤防でもそれは同じだ。人が多ければ、盗難などの新たな脅威が生まれるからだ。が、釣りは楽しい。怖いことばかり考えていては楽しめない。それでも釣りは自然相手の遊びである以上、自分の身は自分で守るのが責任ではないだろうか?

絶好の釣りシーズン、リスクを少し頭に入れつつ楽しい釣りを長く楽しんでほしいものだ。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

緊急事態宣言は解除されましたが、外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。

提供元・TSURINEWS

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