鎌倉時代から南北朝時代にかけ、西国九州を支配していた菊池一族。その第15代当主・菊池武光を主人公に、菊池一族の盛衰や南北朝時代の歴史を学べるブラウザノベルゲーム「失われた記憶を取り戻せ~九州を征した男・菊池武光と行く歴史街道(ヒストリーロード)~」が2022年5月10日より、無料配信を開始しました。
新型コロナウイルス禍ということもあり、直接出向いての歴史探訪が難しい中でも、イラストや声優のボイスで進行するゲームを通じ、オンラインで南北朝時代の九州を体験できるものとなっています。
菊池一族は、現在の熊本県菊池市周辺を拠点に勢力を拡大していった豪族です。最も栄えたのは鎌倉幕府が倒れた「建武の新政」から南北朝時代にかけて。
この菊池一族と、繁栄した当時の歴史をオンラインで学べるツールを提供しようと、南北朝・菊池一族歴史街道推進連絡協議会、株式会社熊本日日新聞社、有限会社マリオネットが企画・制作したのが失われた記憶を取り戻せ~九州を征した男・菊池武光と行く歴史街道(ヒストリーロード)~」です。
ゲームの主人公である菊池武光は南北朝時代、菊池家15代当主として南朝方につき、後醍醐天皇の皇子懐良親王を保護して足利尊氏ら北朝方と戦いを繰り広げました。代表的な合戦は1359年の「筑後川の戦い」。戦いを終えた武光が太刀についた血糊を洗い流した場所は「太刀洗」と呼ばれ、現在の福岡県太刀洗町とされています。
菊池武光を演じるのは、声優の櫻井トオルさん。また後醍醐天皇の皇子、懐良親王は声優の浅利遼太さんが演じます。
ストーリーは多彩なイラストに彩られ、声優の演じるボイスによって没入感の高いものになっています。平均プレイ時間は約30分と、気軽にプレイしやすいのも魅力。
また、このキャストは2021年11月から公開している街歩きアクティビティ「武光公の道連れ菊池さんぽ~いざゆかん!神助けの路~」共通。ストーリーも類似したものとなっており、ゲームをプレイすると同時に菊池市を訪ね、もうひとつのアクティビティを体験するとより深く楽しめます。
推奨環境は以下の通りです。
【Windows】
OS:Windows 10(64bit)
ブラウザ:Chrome 100.0.4896.127以降、Microsoft Edge 100.0.1185.44以降
【Mac OSX】
OS:Mac OS X 10.13.6以降(64bit)
ブラウザ:Chrome 100.0.4896.60以降、Firefox 72.0.2以降
上記環境を満たしていても、通信環境やメモリの使用状況によっては、動作遅延などが発生することもあるとのことです。
ブラウザゲームのため、インストールは不要。料金は無料となっており、菊池一族ホームページの「ノベルゲーム」のリンクからプレイが可能です。
情報提供:南北朝・菊池一族歴史街道推進連絡協議会
(咲村珠樹)
提供元・おたくま経済新聞
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