税理士が活躍している場
税理士が活躍している場所は、主に税理士法人や税理士事務所の2つです。それぞれどのような違いがあるのか、運営形態と税理士業務の中身について解説します。
1.税理士法人
税理士が活躍している1つ目の場所は、税理士法人です。税理士法人とは、税理士が税務業務を組織的に行うことを目的に、2人以上の税理士が共同で設立した会社のこと。税理士法人は令和3年3月末日時点で4356と申告数が少ないものの、会社という形態のため、働く税理士にとっては安心感があります。
2.税理士事務所
税理士が活躍している2つ目の場所は、税理士事務所です。令和3年3月末日時点で5万6398の届出が出されており、税理士法人と比べて圧倒的に数が多いのが特徴。ただし、個人事業という扱いのため、社会保険の完備を重視する方にはやや不向きです。
税理士法人と税理士事務所、所属する場所による業務内容の違いはほとんどありません。福利厚生が整っていることを重視するのか、意思決定の素早さを重視するのか、自身に合ったスタイルで働ける場所を選んでみてください。
参考:国税庁「日本税理士会連合会|3 独占業務とその根拠法令」
税理士の年収の目安
税理士は、比較的年収の高い職業だといわれています。
厚生労働省が公開している「令和元年賃金構造基本統計調査」によれば、企業規模10人以上の会社に所属する税理士の平均月給は約47万円。年間のボーナス額は約117万円です。年収に換算すると約680万円ほどとなります。
参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査|職種別所定内給与額及び年間賞与額」