■とうもろこし
甘くて子どもも大好きなとうもろこし。このとうもろこしも、今川焼に負けじと無数の呼び名を持っている食べ物のひとつだ。
北海道の「とうきび」、長野県と山梨県の「もろこし」などは、まだ聞き馴染みがある呼び方だろう。ほかにも、千葉県では「ぎょく」、近畿地方や四国地方周辺の「なんば」、島根県の「とうとこ」、香川県の「こーりゃん」、沖縄県の「やまととーちん」など、独特な呼び名が多く存在している。
■絆創膏
傷口にペタっと貼る「絆創膏」でも、出身地がバレてしまうことがあるかもしれない。関東周辺では、絆創膏のほかに「バンドエイド」と呼ばれることが多いが、北海道や和歌山県、広島県などでは「サビオ」、東北地方では「カットバン」、九州地方の一部地域では「リバテープ」と呼ばれる。
お察しの人もいるかもしれないが、これらの呼び名の由来は販売されている絆創膏の商品名である。ただし、サビオは2002年に製造中止となり、2020年より北海道エリアのみで再販されている。そのため、該当地域であっても若い人には通じない可能性がある点に注意だ。