目次
飼育には水分と温度が大切
時期に合わせた管理方法

飼育には水分と温度が大切

霧吹きで水分を調整

カブトムシの幼虫飼育ガイド。必要なものや時期別の管理方法&注意点を解説!
(画像=Photo byMimzy,『暮らし〜の』より 引用)

カブトムシの幼虫の飼育には、ケース内の水分と温度の管理に注意が必要です。水分は、常に昆虫マットは湿っている状態がよく、マットが乾燥していると感じたら、霧吹きを使って水分補給をしてあげましょう。

また、管理する場所はできるだけ温度変化が少なく、直射日光が当たらない場所が最適。おすすめの管理場所は玄関です。室内で冬でも暖かい場所で管理してしまうと、通常よりも早く成虫が羽化してしまうので注意しましょう。

加湿しすぎも注意

カブトムシの幼虫は加湿しすぎも危険です。幼虫は自分の体が入るぐらいの蛹室と呼ばれる空間を作ります。その空間に水が溜まってしまうと死んでしまう危険があります。幼虫は加湿のしすぎには注意し、マットの湿気具合をしっかり確認してあげるようにしましょう。

カブトムシの幼虫が快適に過ごせるような環境を保つことで、うまく成虫へと成長していきます。

時期に合わせた管理方法

冬の時期の管理方法

カブトムシの幼虫飼育ガイド。必要なものや時期別の管理方法&注意点を解説!
(画像=Photo byjohn_Ioannidis,『暮らし〜の』より 引用)

カブトムシは夏の終わりに産卵し、だいたい1度に20~30個産みます。卵から幼虫には10日ほどで変化し、10月までには親指ほどの大きさへと成長します。

冬の間は幼虫はあまりエサを食べません。さらに15℃以下になると冬眠をするので、直射日光を当てずに湿気が逃げないような環境で管理して下さい。冬眠の時期は、動かず幼虫の存在を確認できないこともありますが、春が来るまでゆっくりと幼虫の冬眠を見守りましょう。

3~4月の飼育方法

カブトムシの幼虫飼育ガイド。必要なものや時期別の管理方法&注意点を解説!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

カブトムシの幼虫は春から夏にかけて、どんどん成虫のカブトムシの姿へと成長していきます。3~4月にかけては、クヌギマットが、しっとりとした状態を保つようにしましょう。

また、この時期になるとマットにフンが目だってくることがあります。この時は、できるだけ栄養価のあるマットへ交換してあげましょう。4月末まではマットの交換を行うことができますが、5月以降はマットの交換を行わずフンだけを取り除きます。

5~7月の飼育方法

5~7月にかけて、カブトムシが幼虫からさなぎへと成長し、だいたいこの時までに成虫のカブトムシのサイズが決まります。

気温が25℃以上になるとカブトムシの幼虫は、さなぎになるために土でまゆを作りだします。土まゆはつぶしてしまうと、作り直すことができないので、壊さないように注意しましょう。だいたいさなぎから成虫になる期間は3週間です。さなぎの時期はエサを食べず、ほとんど動きませんがそっと見守るようにして下さい。

羽がだんだん固くなる

カブトムシはさなぎから羽化するとだんだんと羽が固くなっていきます。この成長を得て、完全に成虫になると土の中から自力でマットの上へと出てきます。この時期の目安は、羽化してから10日後ぐらいです。羽がまだ柔らかい時期は触ってしまうと、成長の妨げになることがあるので、触れずに成長を見届けるようにしましょう。

成虫の飼育方法

カブトムシの幼虫飼育ガイド。必要なものや時期別の管理方法&注意点を解説!
(画像=Photo by yosshi,『暮らし〜の』より 引用)

幼虫から成虫への成長したカブトムシは、うまく飼育すれば2~3ヵ月程飼育が可能です。また、この間にオスとメスをペアで入れておけば、再度産卵をして、幼虫から育てることができます。

カブトムシが死んでしまった時は、マットの中に卵や幼虫がないかチェックしましょう。卵や幼虫がいた場合は、新しいケースに移して飼育することで、再度カブトムシの飼育をすることが可能です。