カブトムシの幼虫は必要なものを用意して正しい管理を行うことで、成虫への成長します。この記事では、カブトムシの幼虫の飼育方法を詳しく紹介していきます。初めての人でもポイントを抑えれば、カブトムシの幼虫を飼育することができるでしょう。
カブトムシは幼虫から飼育できる
初心者でも育てられる
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カブトムシは、卵から成虫になるまで1年かかり、成虫になってからは1~3ヵ月の寿命しかありません。そのため、成虫からだけではなく、幼虫から育てることでより長い期間カブトムシの飼育や成長過程を楽しむことができます。
カブトムシを幼虫から育てるとなると、一見難しい様に思えますが、ポイントを抑えて管理を行えば、初心者でも成虫まで上手に飼育することが可能です。
カブトムシは幼虫期間が長い
カブトムシは成虫の期間より幼虫の期間が長い昆虫です。だいたい夏に生まれた卵が9月ぐらいに孵化し、5月頃にさなぎになるまでの8カ月ほど幼虫の時期を過ごします。
生まれたばかりのカブトムシの幼虫は1㎝以下ととても小さく、秋の間にエサを食べて大きく成長し、最終的には10㎝ほどの大きさの幼虫になります。この成長の過程を楽しむことができるのも幼虫からカブトムシを飼育する醍醐味です。
カブトムシの大きさは幼虫で決まる
カブトムシは幼虫の時の大きさによって成虫の大きさが決まります。つまりたくさんエサを食べて大きく成長した幼虫が立派でサイズの大きな成虫のカブトムシになるのです。
このようにだんだん大きくなるカブトムシの成長過程を楽しめる幼虫の飼育は、成虫になった時の感動も大きいです。また、子どもと一緒にカブトムシの成長を見届けることで、命の大切さや尊さを知るきっかけにもなるでしょう。
幼虫を育てよう
幼虫はどうやって手に入れる?
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カブトムシの幼虫は、自分が飼っていたカブトムシが産んだ卵を飼育する方法と、幼虫で購入してきたり、採集してきて飼育する方法があります。カブトムシの幼虫を採集したい場合は、秋から春先にかけてカブトムシが好む、クヌギの木の下の土などの中から探すのがいいでしょう。
幼虫の飼育に必要なもの
カブトムシの幼虫の飼育に必要なものは、昆虫用プラケースとくぬぎマット、朽ち木、栄養保水液である昆虫ウォーター、幼虫フードです。だいたい幼虫の場合は、中ぐらいのサイズの昆虫ケースで8匹、小さなサイズの昆虫ケースで4匹ほどの飼育が可能です。
まず、ケースの中にくぬぎマットを15㎝ほどの深さまで敷き詰め、昆虫ウォーターをスプレーし湿気のある状態にしておき、幼虫フードをセットしてから幼虫を入れましょう。