目次
⑤トヨタ クラウンアスリートL
⑥「ダイハツ ミラ X4R」

⑤トヨタ クラウンアスリートL

長らく保守路線を歩んできたトヨタのクラウンが、若返り路線を図ったのは1999年、11代目S170系のときでした。

そこで設定されたスポーツグレードがアスリートで、狙い通り従来よりも若い世代に受け入れられ、現在ではクラウンに欠かせないグレードとなっています。

しかし、S170系クラウンから時を遡ること10年前、8代目のS130系クラウンにも3.0Lツインカムエンジンを搭載し、電子制御サスTEMSで締め上げた足回りを持つスポーツグレード、「アスリートL」が、カタログモデルとして存在したことを知る人は少ないです。

なぜかといえば、当時、ライバルと目されていた日産セドリック/グロリアのグランツーリスモに惨敗。その後、S170系がデビューするまでアスリートの名称は封印されていたのです。

そのため名称が復活した時には、もう誰も覚えていないマイナーグレードとなっていたのでした。

⑥「ダイハツ ミラ X4R」

ダイハツのマイナー車と言えば、ストーリア X4やブーン X4を思い浮かべる人も多いと思います。ですが、その前には軽自動車のL500系ミラに「X4」が設定されていました。

競技用にクロスミッションやLSDを組み込み、装備を簡素化するなど特殊なグレードでしたが、それゆえにマニアの人気はそれなりにあったのです。

そのため、L500系の前のL200系ミラの「X4」を間違って買ってしまった人がいたかもしれません。実は、L200系で初めて設定されたX4グレードですが、L200系では単なる4WDターボの一般乗用モデル。この型の競技用スペシャルは「X4R」なので、間違えないように注意しましょう。