とても個性的な車が世界には存在しています。それらの多くは、オーナーの趣味嗜好がモロに反映されたもので、その情熱には頭が下がります。ところが、まったく普通の、あるいは有名な車でも、知る人ぞ知るマイナーなグレードや限定車が存在しています。そういった中から、今回は11台を厳選してお届けします。
目次
①ロールス・ロイス レイス・ヒストリー オブ ラグビー
②ダイハツ リーザ ケン・ドーンS
①ロールス・ロイス レイス・ヒストリー オブ ラグビー
毎年さまざまなテーマで限定特別仕様車を発表するロールス・ロイスですが、2015年モデルでは、2ドアファストバッククーペのレイスに、ラグビー名門校のジャージをイメージした白いボディカラーと、その名門校の紋章であるバラを配置した内外装が特徴となっています。
ロールス・ロイスにジャージとは、なんと大胆。と思うのは、英国でのラクビーの地位を知らないからでしょうか。
なお、このロールス・ロイスの内装と同じ革を使用したラグビーボールが、イギリスのスポーツ用品ブランドから限定で製作されたそうです。
②ダイハツ リーザ ケン・ドーンS
その昔、ダイハツにリーザという車が、という時点でご存知の方も少ない気がしますが、そのリーザに追加された特別仕様車が「ケン・ドーン」です。
ドアトリムやシートの柄、ボディのストライプなどのコーディネートを依頼した、オーストラリアのデザイナー「ケン・ドーン」さんの名前を冠したモデルでした。とはいえ、デザイナーや広告代理店界隈以外では、そんな名前は誰も知らなかったのではないでしょうか。
しかも、なぜか数ヶ月前に廃止したはずの5ナンバーモデルまで「ケン・ドーンS」としてラインナップしたのです。在庫処分か何かでしょうか?
リーザは、数ヵ月後に660ccにフルモデルチェンジしたので、”550cc末期のリーザで唯一の5ナンバー車”という、よほどのマニアしか喜ばないレア度です。