歴史と伝統の都市、京都市左京区に位置する下鴨神社。縁結びや美にゆかりが深い、女性にとって注目のパワースポットです。今回はそんな下鴨神社の歴史や見どころについて詳しく紹介していきます。

目次
1. 下鴨神社の歴史・御祭神・ご利益
2. 下鴨神社へのアクセスは電車・バスが便利!

1. 下鴨神社の歴史・御祭神・ご利益

まずは下鴨神社の歴史、どのような神様が祀られているのか、そしてどんなご利益があるのかを見ていきましょう。

1.1 少なくとも2000年以上前からある?下鴨神社の歴史

【京都】人の縁を結ぶ下鴨神社!見どころ・ご利益・お守りなどを徹底取材
(画像=『たびこふれ』より引用)

賀茂御祖神社(通称・下鴨神社)があるこの場所では、神武天皇2(紀元前658)年には神様をまつっていたと「日本書紀」に記されています。また紀元前90年には神社の修造が行われたようで、それ以前から神社があったことは確かなようです。

京都で最古の神社のひとつとも言われているこの下鴨神社は、1994年(平成6年)には世界遺産のひとつに登録されています。

【京都】人の縁を結ぶ下鴨神社!見どころ・ご利益・お守りなどを徹底取材
(画像=『たびこふれ』より引用)

平安京への遷都前には、都がなかなか定まらず厄災が続いたこともあってか、都の造営前には下鴨神社で御祈願が行われました。その後、平安京は、1000年近く京都に在り続け、下鴨神社は国と京都の守り神、皇室の氏神様として特別な信仰を受けるようになったのです。

明治時代に入っても、神仏分離で多くの寺社が苦境に追い込まれる中で官幣大社(かんぺいたいしゃ ※明治政府によって保護される神社)の首位として、特別な場所でありつづけながら今に至ります。

【京都】人の縁を結ぶ下鴨神社!見どころ・ご利益・お守りなどを徹底取材
(画像=『たびこふれ』より引用)

長い歴史を持つ下鴨神社では、謎めいた逸話や伝説も多く、「京の七不思議」として知られています。今回は「連理の賢木」「なんでも柊」「御手洗池の泡」「烏の縄手」「舩ケ島」「赤椿」「切芝」の七不思議にも少し触れていきましょう。

1.2 祀られている御祭神は? 縁結び・子育ての神様 女性の神様

【京都】人の縁を結ぶ下鴨神社!見どころ・ご利益・お守りなどを徹底取材
(画像=『たびこふれ』より引用)

下鴨神社の「西殿」「東殿」で祀られている御祭神(おまつりしている神様)は次の2柱(柱=神様を数える単位)いらっしゃいます。

  • 西殿:賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
  • 東殿:玉依媛命(たまよりひめのみこと) 賀茂建角身命は、もともとは神武天皇が熊野から京に入る際に先導を務め、その後、古代の京都を開かれた神様といわれ、天皇家の守護としての役割を持ちます。

玉依媛命は古くから、暮らしを守る神様として知られています。

1.3 ご利益

西殿の賀茂健角身命は京都を開かれた神様という事もあり、京都の安寧や、日本全体の平和や勝利が願われています。

また東殿の玉依媛命は厄除・縁結び・安産・子育てなどのご利益があることが有名です。

2. 下鴨神社へのアクセスは電車・バスが便利!

【京都】人の縁を結ぶ下鴨神社!見どころ・ご利益・お守りなどを徹底取材
(画像=『たびこふれ』より引用)

バスで下鴨神社に向かうには、1・4・205系統のバスに乗り、バス停「下鴨神社前」で下車しましょう。「下鴨神社前」から本殿に近い「西参道」に入ることができます。

バスの乗車時間は約30分です。ただし、シーズンによっては、渋滞の影響により乗車時間は前後します。

【京都】人の縁を結ぶ下鴨神社!見どころ・ご利益・お守りなどを徹底取材
(画像=『たびこふれ』より引用)

また大阪方面から電車で向かうのであれば、京阪電鉄・叡山電鉄の乗り継ぎ駅「出町柳駅」から向かいましょう。

駅から徒歩10分ほどで南側の表参道の鳥居に到着します。駅から向かう道中には自然豊かな人気スポット「糺の森」もあります。

また、沿線には清水寺や三十三間堂もあるので、組み合わせて周ってもよいでしょう。

【京都】人の縁を結ぶ下鴨神社!見どころ・ご利益・お守りなどを徹底取材
(画像=『たびこふれ』より引用)

車で向かわれる方は、神社の西側にある有料駐車場「下鴨神社西駐車場(150台収容・30分200円・催事時は料金変更あり)」があります。しかし、この地域を南北に貫く「河原町通り」の渋滞は凄まじいものがあります。

下鴨神社の公式ホームページでも公共交通機関での来訪を推奨していることもあり、電車かバスでお参りしたほうがよいかもしれませんね。