東向きのヒマワリは温かくミツバチを集めやすい

まずチームは、ヒマワリの頭頂部の向きを人為的に操作することにしました。

そして東向きのヒマワリと西向きのヒマワリを比べて、どのような違いが生じるか観察したのです。

その結果、東向きのヒマワリには、特に午前中、多くのミツバチが集まっていることを発見しました。

また東向きのヒマワリの頭頂部は、西向きに比べて朝の温度が高いと判明。

ハーマー氏によると、「この温度の高さが朝に採餌するミツバチにエネルギー上の恩恵をもたらしている」とのこと。

さらに東向きは、温度上昇によって花粉が早いタイミングで放出されていました。

つまり成熟したヒマワリは、朝ミツバチが採餌(および受粉)しやすいようにあえて東向きに固定していたのです。