自宅での充電が基本

さて軽自動車のBEVだが、ターゲットユーザーは自宅で充電できる環境がある人で、セカンドカーとして所有できる人を理想としている。サクラは急速充電にも対応はしているが、30kWまでの出力にしか対応できないため、高出力の急速充電器でも十分な充電ができないからだ。

日産 新型軽EV「サクラ」試乗記 テストコースで抜群の静粛性と運転のしやすさを実感
(画像=急速充電にも対応するが、自宅での充電を基本に考える、『AUTO PROVE』より引用)
日産 新型軽EV「サクラ」試乗記 テストコースで抜群の静粛性と運転のしやすさを実感
(画像=ドリンクホルダーにサクラ、『AUTO PROVE』より引用)
日産 新型軽EV「サクラ」試乗記 テストコースで抜群の静粛性と運転のしやすさを実感
(画像=小物入れにも隠しアイコン、『AUTO PROVE』より引用)

バッテリーの50%までは30kWに対応するものの、その先80%まではさらに絞られてしまうため、急速充電はエマージェンシー的なイメージのほうがベターだ。だから自宅で充電できる人が理想というわけ。また電池容量も大きくなく、リージョナルな利用を中心に考えた車両なので、セカンドカーを持てるユーザーが理想ということになる。

とはいえ、日常の利用では軽サイズは使い勝手がよく、ブレーキパッドの消耗やエンジンオイルやラジエター液などのメンテナンスは不要でそうしたコストは軽減される。そして燃料代もガソリンより電気のほうが安価であり、購入価格は高くとも十分普及させるだけの要素は並んでいるという印象だ。購入のための補助金もあり、通勤の足で使っている、買い物、送り迎えで使っているガソリン軽をEVへ切り替える検討ができるモデルだ。<レポート:高橋アキラ/Takahashi Akira>

価格

日産 新型軽EV「サクラ」試乗記 テストコースで抜群の静粛性と運転のしやすさを実感
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

提供・AUTO PROVE

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