ハウスメーカー(住宅メーカー)で注文住宅を購入する場合、やはり気になるのは坪単価です。高すぎると予算をオーバーしたくないし、安すぎると耐震性や安全性が心配になります。本記事では、人気ハウスメーカーの坪単価を比較し、坪単価を検討する際に注意すべき点を紹介します。また、ハウスメーカーの選び方や注意点についてもまとめていますので、注文住宅を建てる際の参考にしてください。

目次
ハウスメーカーの知っておきたい坪単価ランキング
坪単価別のハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーの知っておきたい坪単価ランキング

ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別の特徴と失敗しない選び方は?
(画像=引用:HOME4U、『工具男子』より引用)

注文住宅における坪単価とは、家を建てる際の坪あたりの工事費のことです。ハウスメーカーの平均坪単価は約80万円ですが、構造やオプションによって坪単価が異なるので注意が必要です。

また、どのメーカーや工務店で家を建てるかによっても、坪単価は変わってきます。ここでは、「大手ハウスメーカー」「工務店」「ローコスト住宅メーカー」の3つのタイプの坪単価について見ていきましょう。

注文住宅の坪単価の平均相場価格

ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別の特徴と失敗しない選び方は?
(画像=『工具男子』より引用)

「大手ハウスメーカー」の坪単価の目安は70万円以上です。これは、保証制度の充実やテレビCMなどで獲得したブランド力によるものであると言えるでしょう。

大手ハウスメーカーの中には、鉄骨造を主力商品とするところもあれば、木造素材や耐震性を重視するところもあります。

一概に「高い家が良い」とは言えないですが、大手ハウスメーカーならではの安心感があるのではないでしょうか。「工務店」の坪単価の目安は50万円以上となっています。

大手ハウスメーカーよりも低い傾向にあり、「少ない予算で家を建てたい」「土地代がかかるから建築費を抑えたい」という方に向いています。また、大手ハウスメーカーよりも自由な設計ができるのも工務店のメリットです。

ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別の特徴と失敗しない選び方は?
(画像=『工具男子』より引用)

ただし、保証内容や技術力に差がある場合もあるので、見極める力が必要になってきます。ハウスメーカーの中でも、低価格帯のメーカーは坪単価30万円前後が相場です。

価格をできるだけ安くするために、標準グレードの材料を大量に発注し、生産していることが大きな要素でしょう。そのため、内装やレイアウトの自由度は低く、全体的にシンプルな作りになっています。

保証制度も、国が定めた10年間の瑕疵担保責任のみと、大手より劣る場合が多いです。ローコスト住宅メーカーを検討する際には、見積もりの内訳に注目するようにしましょう。

坪単価を安く見せるために、できるだけ低い金額で見積もりを出しているケースもあるので注意が必要です。

坪単価別のハウスメーカーの特徴

ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別の特徴と失敗しない選び方は?
(画像=『工具男子』より引用)

一般的に大手は坪単価を高く設定する傾向がありますが、近年はローコストハウスメーカー、つまり坪単価の安いハウスメーカーも人気です。ここで、坪単価別のハウスメーカーの特徴を見てみましょう。

価格ランキング①ローコストメーカー

ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別の特徴と失敗しない選び方は?
(画像=引用:HOME4U、『工具男子』より引用)

ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅よりも低価格で建てられる住宅のことです。明確な定義はありませんが、一般的には坪単価50万円~60万円未満をローコスト住宅と分類しています。

ローコスト住宅のメリットは、なんといっても価格が安いことでしょう。注文住宅であれば予算内で建てられるため、ローン返済が楽になり、購入後も余裕を持って住めるようになります。

また、ローコスト住宅はシンプルな構成の住宅が多いため、できるだけ無駄を省いた住宅を建てたい方にも人気です。

ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別の特徴と失敗しない選び方は?
(画像=『工具男子』より引用)

デメリットとしては、ローコスト住宅は通常価格の住宅に比べて性能が劣る傾向にあることが挙げられます。法律を遵守しているローコスト住宅でも、断熱性、耐久性、耐震性、省エネ性などが劣る傾向があります。

最近では、高性能を売りにしたローコスト住宅も出てきていますが、一部で秀でていても、平均的な性能はそれほど高くないケースが多く見られます。

また、価格を抑えるために規格が統一されているため、間取りや内装の自由度が高いとは言えません。

価格ランキング②中規模メーカー

ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別の特徴と失敗しない選び方は?
(画像=引用:HOME4U、『工具男子』より引用)

坪単価50万円~70万円のレベルであれば、ローコストメーカーやミドルコストで建てられる会社が多いです。ローコストメーカーであれば、自由な設計で家を建てることができるかもしれません。

クレバリーホームやユニバーサルホームは、このレベルの代表的なハウスメーカーです。また、大手ハウスメーカーの中でも、グレードの低いシリーズがこの価格帯に入る傾向があります。

価格ランキング③大手ハウスメーカー

ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別の特徴と失敗しない選び方は?
(画像=『工具男子』より引用)

平均坪単価が50~80万円程度のハウスメーカーとしては、住友不動産や一条工務店などが挙げられます。ローコストでもハイエンドでもない中堅ハウスメーカーや輸入ハウスメーカーがこの価格帯の特徴です。

価格ランキング④高級住宅メーカー

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(画像=引用:HOME4U、『工具男子』より引用)

平均坪単価が80万円を超える高級住宅メーカーですが、大和ハウスや積水ハウスなど、業界を代表する企業もこのグループに含まれます。

このレベルの高級住宅メーカーは、業界大手で信頼感が抜群であること、使用する材料が最高級であること、設計の自由度が極めて高いことなど、理想の住まいづくりに必要な要素をすべて兼ね備えています。

坪単価だけ見ると高く感じるかもしれませんが、建築後のアフターフォローも充実しており、人が気づかない部分や細かな部分にも手を抜かないので安心です。

価格ランキング⑤大手メーカー最高級グレード

ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別の特徴と失敗しない選び方は?
(画像=『工具男子』より引用)

坪単価100万円以上の家は、かなり豪華で高級な注文住宅といえるでしょう。大手ハウスメーカーが提供するハイグレードプランを選べば、坪単価は100万円を超えることが多いです。

また、それほどグレードの高くないプランでも、さまざまなオプションを付ければ、坪単価は100万円を軽く超えます。