釣れそうなのに陸から狙えないポイントを見つけて歯痒い思いをしたことはありませんか。そんなときにおすすめしたいのがカヤックです。今回は免許いらずで使い勝手のいい小型の船であるカヤックの魅力や、カヤックを活用したバス釣りの方法についてご紹介します。
目次
バス釣りはカヤックを活用できる!
初心者でも安心の楽しみ方
バス釣りはカヤックを活用できる!
カヤックとは
カヤックとは、カヌーの一種です。パドルを使って水をかくことで進む小舟を総称してカヌーと呼びますが、使用するパドルの両端に水かきがついている場合には、その小舟のことをカヤックと呼びます。
海や川などを時間を忘れてのんびりと進んで景観を楽しむのカヤックは最適なので、ゆっくりと自然を味わいたい人から特に人気を得ています。
シットオンカヤックとシットインカヤック
カヤックの中にはシットインカヤックとシットオンカヤックという種類があります。シットインカヤックはコックピットの中に足を入れて座る形なので、波や水しぶきなどで体や装備が濡れるのを防ぐことができます。
シットオンカヤックは、コックピットの中に入らず直接船体の上に座るタイプのことです。オープンデッキなのでシットインカヤックに比べて姿勢を変えるのが楽な上に、活用できる面積が広いので荷物を多く積むことができます。
バス釣りに適しているのはシットインカヤック
カヤックバスフィッシングで主に使用されるカヤックはシットインカヤックです。シットインカヤックは胸元にパドルを構えることができるので、狭い場所や複雑な地形でも比較的進みやすいのがその理由でしょう。
この機動性は釣りにおいても重要な要素となっています。シットインカヤックとシットオンカヤックの両方が選べるならば、シットインの方を選んでください。
自然を楽しもう
カヤックバスフィッシングの醍醐味の1つに、自然を感じるというものがあります。関東などの都会では特に自然を感じられる場所は限られているのが現状です。カヤックを活用したバス釣りを行うならば、釣りだけではなく自然を感じてみてください。
意外にも関東地方では、カヤックでバス釣りを楽しめる人気スポットが数多くあるので、普段自然を感じられる生活をしていない人から、人気が高まっているアクティビティなんです。
初心者でも安心の楽しみ方
初心者は川よりも池がおすすめ
カヤックを活用したバスフィッシングでの醍醐味は、これまで攻めることができなかったエリアでのフィッシングが狙えることです。しかしカヤック初心者がいきなり流れのある川へ出るのはやや危険が伴います。
流れのない池ならば、カヤックから伝わる水面の振動などが体感で覚えられるのでおすすめです。関東地方なら千葉県の古利根沼から始めてみましょう。
初心者は装備を積まずに水面に浮かぶことから始める
カヤック初心者の方がいきなり、カヤックに乗ってバス釣りに挑戦しようとしてもうまくいきません。まずは水面に浮かぶことに慣れるところから始めましょう。パドル操作に慣れてきたら、バスフィッシングに最適なウィードエリアを探しておくと後々楽になります。関東地方だと埼玉県の合角ダムなどはウィードエリアも豊富でおすすめです。
カヤックから両手を伸ばしてみる
バスフィッシングをしようとしている場所でパドルから手を離して両手を伸ばしてみてください。自分がどういう体重移動をしたらカヤックが傾くのかなどが分かるようになります。湖や池などにはバス以外にも様々な生き物がいます。それらの生き物を触るイメージで手を伸ばしてみると、カヤック全体の体重移動の方法が体感として覚えられます。
水面や音の変化を見極めよう
ここまで準備ができたらいよいよカヤックバスフィッシングに挑戦します。コツは水面の変化や音の変化を観察してバスが潜んでいる場所を探し出すことです。水面の変化としては、小さな波紋やウィードなどが震える箇所に正確にルアーを投げます。
周囲の水面に変化がない場合は耳を澄ませて音を聞いてください。音の変化の発生場所を割り出してそこへ向けてそっとパドルで漕ぎだしましょう。音の発生源付近になったら再び水面の変化を探してください。
カヤックを活用したバス釣りの注意点
カヤックフィッシングは陸上のアクティビティに比べて予期せぬ事故が起こりやすいアクティビティです。例えばうっかりパドルを落としてしまったり破損してしまったりすることはよくあります。こういった場合に備えて予備のパドルは必ず用意しておいてください。
他にもカヤックは横転しやすいので、ライフジャケットは必須です。慣れない内は風の強い日や雨の日などはフィッシングを諦めるようにすることも大切です。