目次
カウンセラーの資格5:産業カウンセラー
カウンセラーの資格6:キャリアコンサルタント
カウンセラーの資格5:産業カウンセラー
カウンセラーに関する資格5つ目は、産業カウンセラーです。
産業カウンセラーの資格の内容
一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する産業カウンセラーは、職場や会社でカウンセリングをする人のことをいいます。産業カウンセラーは、主に「メンタルヘルス対策」「キャリア開発」「職場における人間関係開発」について支援を行います。
また、産業カウンセラーは「傾聴力」という能力に重きをおいています。
傾聴力に興味がある人は「自己PRでも使える強み「傾聴力」とは?身につけるための5つのコツや本などを紹介」を参考にしてくださいね。
産業カウンセラー試験は1971年に始まっている歴史がある資格のひとつで、信頼度も高いです。
特に企業向けにカウンセリングをしたい人や傾聴力を高めたい人は、産業カウンセラーの資格を検討してみてはいかがでしょうか。
産業カウンセラーの難易度
産業カウンセラーは、学科試験と実技試験があり、どちらも合格することで資格を得られます。
学科試験の合格率は「67.5%」、実技試験の合格率は「72.4%」です。
どちらか一方のみ合格した場合は、次年度の試験で合格した試験が免除されます。
参考:産業カウンセラー試験合否結果について
産業カウンセラーの取得に必要な費用
産業カウンセラーの試験を受けるための費用は、学科試験が「10,800円」実技試験が「21,600円」です。(2022年4月30日現在)
学科試験と実技試験の両方を受ける場合は、3万円ほどかかることに注意しておきましょう。
産業カウンセラーを取得するための要件
産業カウンセラーを取得するための要件は、事細かに決められています。
大学院などの指定機関を卒業している人もしくは養成講座を受けた人が主な受験資格です。
産業カウンセラー養成講座は、受講料が「297,000円」(2022年4月30日現在)ですが、本格的にカウンセリングにてついて学べます。通学やe-lerningなどを併用して学ぶため、資格を取るためにはかなりの時間が必要です。
詳しくは「受験資格について」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
カウンセラーの資格6:キャリアコンサルタント
カウンセラーに関する資格6つ目は、キャリアコンサルタントです。
キャリアコンサルタントの資格の内容
キャリアコンサルタントの資格は、2016年に厚生労働省によって認められた国家資格です。
2016年までは「キャリアカウンセラー」と「キャリアコンサルタント」は同じ意味を持っていましたが、キャリアコンサルタントが国家資格に変更されたため今では違う意味を持つようになりました。
キャリアコンサルタントとは、相談者のキャリアや今後の人生についての相談を行う人のことを言います。キャリアコンサルタントは、大学やハローワーク、再就職支援会社などで活躍しています。
相談者の今後の仕事を考えたり、就活に対する支援をしたりするため、様々な職業に関する知識が必要になります。
キャリアコンサルタントは、刻一刻と変わる就活事情についていく必要があるため、5年に一度資格を更新する必要がある資格です。
キャリアコンサルタントの難易度
キャリアコンサルタント国家資格には学科試験と実技試験があり、両方合格することでキャリアコンサルタントを名乗ることができます。
「キャリアコンサルティング協議会」「日本キャリア開発協会」の2つの機関のどちらかで試験を受けますが、どちらの機関で試験を受けても同じ資格が取れます。
「キャリアコンサルティング協議会」の試験の合格率は、第19回キャリアコンサルタント試験の場合、学科試験「60.8%」実技試験「59.7%」でした。
「日本キャリア開発協会」の合格率は、第19回キャリアコンサルタント試験の場合、学科試験「63.0%」実技試験「63.0%」でした。
参考:第19回 キャリアコンサルタント試験 試験結果
参考:第19回キャリアコンサルタント試験
キャリアコンサルタントの取得に必要な費用
学科試験の受験料は「8,900円」、実技試験の受験料は「29,900円」です。(2022年4月30日現在)
参考:キャリアコンサルタント試験
キャリアコンサルタントを取得するための要件
キャリアコンサルタントの資格を受験するためには、厚生労働大臣が認定する講習を受講した人や、3年以上の実務経験がある人などが条件です。
厚生労働大臣が認定する講習は、30万円前後(2022年4月30日現在)で受講できます。