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サブバッテリーを長持ちさせるには
購入する前に知っておきたいこと
サブバッテリーを長持ちさせるには
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サブバッテリーを長持ちさせるコツは、とにかく負荷をかけない事です。過放電はもちろん、過充電も大敵ですし、暑さ(熱さ)にも気をつけなければいけません。バッテリーを増設する際には、必ず通気孔を設ける必要があります。
大容量の電力を消費する電化製品を使用しないという考え方もありますが、どうしても電子レンジやドライヤーなどを使用したい時は、発電機を稼働するといいでしょう。ただ、発電機は騒音がするのでTPOをわきまえないといけませんね。
購入する前に知っておきたいこと
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買ったばかりなのに「サブバッテリーの調子が悪い」という人の話を聞いてみると...
退職したのを機に軽キャンパーを購入し、さっそく長期旅行に来ているという方と出会いました。聞けば、まだ1ヶ月しか経っていないのにサブバッテリーの調子が悪いと困っている様子。
その軽キャンパーには50Wくらいの小さなソーラーがついていました。ソーラーが何ワットなのか、サブバッテリーの容量はどれくらいなのか、質問しても「わからない」とのことでしたが、インバーターだけは「2,000W」とはっきり覚えています。わざわざ1,000Wを2,000Wに交換したそうです。ディーラーからは、これで電子レンジでもドライヤーでも問題なく使えますよ、と説明されたのだとか。
そして毎日、大容量の電力を消費しつづけていたのです。
サブバッテリーとインバーターの仕組みを知ろう
サブバッテリーの容量が分からないにしても50W程度のソーラーでは充電が追いつかないはずです。走行充電はメインバッテリー優先で余ったらサブバッテリーを充電するという仕組みなので、走り続けていなければ当てにはできません。
その軽キャンパーでは、サブバッテリーが床下にあるので走行中はアスファルトからの照り返しも強く(出会ったのは夏)、熱さで参っている可能性もあります。さらに驚くべき事にサブバッテリーの収納場所が密閉されていて、ファンはおろか通気孔もないというではありませんか。
そのうえ、サブバッテリー1個に対して2,000Wのインバーターを設置しているのです。サブバッテリーが105Aだとしても、2,000Wのインバーターは大きすぎます。これでは負荷がかかり過ぎて悲鳴を上げても仕方ありません。
大事に使えば、バッテリーは長持ちする
筆者のキャンピングカーはサブバッテリー4個なのに、それでも「1,000Wのインバーターなんか必要ないんじゃないか」「電子レンジやドライヤーを使う時は発電機を回せばいい」とアドバイスされました。たとえ短時間でも、電子レンジや炊飯器、ドライヤーなどを使用すればサブバッテリーへの負担は大きいです。
おそらく、ふだん通りに近い生活をしていて、過放電してしまったのではないでしょうか。バッテリーは決して安いものではありませんし、多少の不便は感じたとしても、長持ちしてくれるよう大事に使った方がいいと筆者は思います。