目次
おすすめのファイル転送サービス11選。特徴/料金/セキュリティを一覧で比較
ファイル転送サービスの無料と有料の違い

おすすめのファイル転送サービス11選。特徴/料金/セキュリティを一覧で比較

ここでは、企業がファイル転送サービスを選ぶ際の基準別に、おすすめのサービスを紹介します。

安全性の高いファイル転送サービス5選

まずは安全性の高いファイル転送サービスを表で比較し、特徴を紹介します。

サービス名特徴利用料金(税込)セキュリティ対策
Transfer Center利用料金が安い
セキュリティ対策充実
ダウンロードURLを任意のドメイン名に変更可能
フリーランス・個人事業主・副業の方におすすめ
月額 550円〜
※年契約の場合
不正アクセスの検知&遮断(Firewall /WAF/IDS/IPS)
ウィルスチェック
暗号化通信(SSL/TLS/AES-256)
ワンタイムパスワードによる本人認証 など
Bizストレージファイルシェアエントリープランでも1000ユーザーまで対応できる
大企業におすすめ
初期費用 22,000円
月額 16,500円〜(1,000ユーザー)
不正アクセスの検知&遮断(Firewall、WAF)
ウイルスチェック
暗号化通信(SSL/TLS)
ファイル暗号化(AES) など
オフィス宅ふぁいる便大容量の送信が可能
セキュリティ対策も万全
比較的規模の大きな企業におすすめ
初期費 22,000円
月額 22,000円〜(100ユーザー)
不正アクセスの検知&遮断(Firewall /WAF/IDS/IPS) など
クリプト便金融や保険関連企業が多く利用
セキュリティ対策万全
初期費用 22,000円
月額 22,000円〜(20ユーザー)
暗号化通信(TLS)
ファイル暗号化(AES)
送信先制限
ログ管理 など
GigaCCITに慣れていない人でも使いやすい
行政機関などでの利用が多い
安全性抜群のサービス
初期費用 55,000円
月額 13,200円〜(10ユーザー)
ウイルスチェック
IPアドレス制限
暗号化通信(SSL/TLS)
ログ管理 など

Transfer Center【PR】

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:Transfer Center、『Workship MAGAZINE』より引用)

Transfer Centerは、初期費用無料ながらもハイレベルなセキュリティ対策機能が備わったファイル転送サービスです。月額料金が550円(税込)〜と低コストで利用できるため、フリーランスにはもちろん、個人にもおすすめです。

安全に利用できるファイル転送サービスを低価格で使うなら、まず検討したいサービスと言えるでしょう。

サービス名Transfer Center
運営会社ホワイトポイント株式会社
特徴利用料金が安い
セキュリティ対策充実
ダウンロードURLに自社ビジネス名(個人名)を使用可能
ダウンロードページデザインを自社(個人)向けにカスタマイズ可能
ダウンロード通知機能
フリーランス・個人事業主・副業の方におすすめ
料金月額550円〜(税込)
※年契約の場合
セキュリティ不正アクセスの検知&遮断(Firewall /IDS/IPS/WAF)
ウィルスチェック
暗号化通信(SSL/TLS)
ファイル暗号化(AES-256)
ワンタイムパスワードによる送信先認証
誤送信対策
国際認証に準拠した国内サーバ

※本セクションはホワイトポイント株式会社の提供でお送りします

Bizストレージ ファイルシェア

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:Bizストレージ ファイルシェア、『Workship MAGAZINE』より引用)

Bizストレージ ファイルシェアは、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供するファイル転送サービス。1,000人〜10,000人規模の大企業で多く採用されています。

NTT系列の通信関連会社のため、セキュリティ対策は万全です。事業規模が大きく、機密性の高いファイルの転送を行う企業に向いています。

サービス名Bizストレージ ファイルシェア
運営会社NTTコミュニケーションズ株式会社
特徴エントリープランでも1000ユーザーまで対応できる
大企業におすすめ
料金(税込)初期費用 22,000円
月額 16,500円〜(1,000ユーザー)
セキュリティ不正アクセスの検知&遮断(Firewall、WAF)
ウイルスチェック
暗号化通信(SSL/TLS)
ファイル暗号化(AES) など

オフィス宅ふぁいる便

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:オフィス宅ふぁいる便、『Workship MAGAZINE』より引用)

オフィス宅ふぁいる便は、オージス総研が運営する法人向けのファイル転送サービスです。各種セキュリティ対策のほか、送信履歴機能やダウンロード通知機能、アドレス帳機能なども充実しています。

小規模な企業にも対応できるプランがありますが、やや割高な価格設定となっています。

サービス名オフィス宅ふぁいる便
運営会社株式会社オージス総研
特徴大容量の送信が可能
セキュリティ対策も万全
比較的規模の大きな企業におすすめ
料金(税込)初期費 22,000円
月額(100ユーザー)22,000円
セキュリティ不正アクセスの検知&遮断(Firewall /WAF/IDS/IPS) など

クリプト便

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:クリプト便、『Workship MAGAZINE』より引用)

クリプト便はセキュリティ対策を特に重視したファイル転送・共有サービスです。

ユーザー企業の半数が金融業界となっており、信頼度の高いサービスを提供しています。金融情報など特別な機密事項を扱う企業におすすめのツールです。

サービス名クリプト便
運営会社NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
特徴金融や保険関連企業が多く利用
セキュリティ対策万全
料金(税込)初期費用 22,000円
月額 22,000円〜(20ユーザー)
セキュリティ暗号化通信(TLS)
ファイル暗号化(AES)
送信先制限
ログ管理 など

GigaCC

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:GigaCC、『Workship MAGAZINE』より引用)

GigaCCは、行政機関や民間の大企業などで導入されているファイル転送サービスです。

ファイル共有やファイル転送以外にも、請求書発送、受領業務など幅広い業務に対応しています。ITサービスに慣れていない人でも使いやすい設計がウリで、これからDXをご検討中の企業にもおすすめです。

サービス名GigaCC
運営会社日本ワムネット株式会社
特徴ITに慣れていない人でも使いやすい
行政機関などでの利用が多い
安全性抜群のサービス
料金(税込)初期費用 55,000円
月額 13,200円〜(10ユーザー)
セキュリティウイルスチェック
IPアドレス制限
暗号化通信(SSL/TLS)
ログ管理 など

無料で使えるおすすめのファイル転送サービス3選

無料で使えるおすすめのサービスは以下の3つです。

サービス名特徴利用料金(税込)セキュリティ対策
GigaFile(ギガファイル)便個人・法人問わず利用可能
1ファイル200Gまでのデータが送信可能
無料ウイルスチェック など
おくりん坊500MBまでのデータ転送はログイン・登録ともに不要無料暗号化通信(SSL) など
Google ドライブGoogle ドライブに保存しているファイルやフォルダを共有可能無料閲覧権限の設定
ログイン2段階認証 など

GigaFile(ギガファイル)便

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:GigaFile便、『Workship MAGAZINE』より引用)

GigaFile(ギガファイル)は、完全無料で使える大容量ファイル転送サービスです。個人でも法人でも無料で利用可能で、ユーザー登録も不要です。

1ファイルにつき200GBまでアップロードでき、保存容量も無制限のため何度でもファイルをアップロードできます。加えて、複数のファイルを一度にアップロードすることもできるため、手間も少ないです。

画像や動画、PDFなど、多くのファイル形式にも対応しています。

サービス名GigaFile(ギガファイル)便
運営会社株式会社ギガファイル
特徴個人・法人問わず利用可能
1ファイル200Gまでのデータが送信可能
料金(税込)無料
セキュリティウイルスチェック など

おくりん坊

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:おくりん坊、『Workship MAGAZINE』より引用)

おくりん坊は、会員登録・ログインともに不要で500MBまでアップロード可能なファイル転送サービスです。

無料のユーザー会員登録を行うと、2GBまで転送可能なほか、送受信履歴やアドレス帳、送信通知メール機能などの機能も利用できます。小容量のファイル転送を必要とする人におすすめのサービスです。

また法人向けのサービスとして、40GBまで利用可能な有料プラン『おくりん坊BIZ』も別途販売されています。

サービス名おくりん坊
運営会社ビットパーク株式会社
特徴500MBまでのデータ転送はログイン・登録ともに不要
料金(税込)無料
セキュリティ暗号化通信(SSL) など

Google ドライブ

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:Google ドライブ、『Workship MAGAZINE』より引用)

無料で利用できるグループウェアであるGoogle ドライブも、ファイル転送サービスのような使い方が可能です。操作性や利便性が高いため、業務利用している企業も少なくありません。

ただし、ファイルをやり取りする双方にGoogleアカウントが必要となるほか、権限設定次第ではURLが流出すると誰でもファイルにアクセスできてしまう懸念があります。

Google ドライブで機密性の高いファイルを共有する際は、最大限の注意を払って行いましょう。

サービス名Googleドライブ
運営会社Google LLC
特徴Google ドライブに保存しているファイルやフォルダを共有可能
料金(税込)無料
セキュリティ閲覧権限の設定
ログイン2段階認証 など

海外への転送におすすめのファイル転送サービス3選

サービス名特徴利用料金(税込)セキュリティ対策
SECURE DELIVER大容量ファイルや重要データを国内外で安全に受け渡し可能月額 37,950円~
(要問合せ)
ウイルスチェック
暗号化通信(SSL)
サーバ内データ暗号化
URL無効化機能 など
グローバルセキュアデータ転送サービス重要データを国内外へ安全・確実にファイル転送可能月額 33,000円~
(要問合せ)
データの秘密分散技術
復元を困難にするピース化
盗聴されにくいHTTPS通信
データの分散保管 など
DIRECT! EXTREMEGigaCCの大容量・ハイスピード版
大企業や情報産業向け
初期費用 55,000円
月額 80,300円(10ユーザー)
ログ履歴管理
暗号化通信(SSL/TLS)
ファイル暗号化(AES) など

SECURE DELIVER

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:SECURE DELIVER、『Workship MAGAZINE』より引用)

SECURE DELIVERは、富士フィルム株式会社が運営する法人向けのクラウド型ファイル転送サービスです。1ファイル最大60GBまで対応でき、大容量のデータ転送や共有が可能です。

ウイルスチェック機能や暗号化によるセキュリティ対策はもちろん、誤送信や不正利用などによる情報漏洩のリスクを軽減する機能も充実しています。

SSLによる通信データの暗号化だけでなく、サーバ内のデータも暗号化して保管。外部からの傍受を防止します。

サーバーに保管されたデータは7日間で自動的に消去される仕組みとなっており、データの消し忘れ等による不正傍受の心配もありません。

サービス名SECURE DELIVER
運営会社富士フィルム株式会社
特徴大容量ファイルや重要データを国内外で安全に受け渡し可能
料金(税込)月額 37,950円~(要問合せ)
セキュリティウイルスチェック
暗号化通信(SSL)
サーバ内データ暗号化
URL無効化機能 など

グローバルセキュアデータ転送サービス

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:グローバルセキュアデータ転送サービス、『Workship MAGAZINE』より引用)

グローバルセキュアデータ転送サービスは、株式会社日立システムズエンジニアリングサービスが提供するファイル転送サービスです。

4重のセキュリティ技術により、データを細分化した多重転送(小さいデータの分散送信)が可能。これにより国内外拠点との高速で安全なファイル共有を実現しています。

送信するデータは複数クラウドへの分散による無意味化が施されているため、万一第三者に盗聴されても解析できないようになっています。

暗号化や解凍処理、パスワードの送付など、ファイル転送の際に手間となる作業を必要とせず、誤送信や紛失のリスクもありません。

サービス名グローバルセキュアデータ転送サービス
運営会社株式会社日立システムズエンジニアリングサービス
特徴重要データを国内外へ安全・確実にファイル転送可能
料金(税込)月額 33,000円~(要問合せ)
セキュリティデータの秘密分散技術
復元を困難にするピース化
盗聴されにくいHTTPS通信
データの分散保管

DIRECT! EXTREME

【徹底比較】おすすめのファイル転送サービス11選|選び方と注意点
(画像=▲出典:DIRECT! EXTREME、『Workship MAGAZINE』より引用)

DIRECT! EXTREMEは、大容量ファイルを超高速で転送できるクラウド型ファイル転送サービスです。

コンテンツデータの海外配信や大容量の研究データの転送などをメインに行っており、通信経路・データの暗号化(SSL/AES)による強固なセキュリティ機能が特徴です。

また、転送データの同一性を担保するチェックサム機能やログ履歴の取得などにより、安全安心な運用が可能となっています。

サービス名DIRECT! EXTREME
運営会社日本ワムネット株式会社
特徴GigaCCの大容量・ハイスピード版
大企業や情報産業向け
料金(税込)初期費用 55,000円
月額 80,300円(10ユーザー)
セキュリティログ履歴管理
暗号化通信(SSL/TLS)
ファイル暗号化(AES)

ファイル転送サービスの無料と有料の違い

ここまでご紹介したように、ファイル転送サービスを利用する際には、無料と有料のサービスがあります。

無料のファイル転送サービスにも一定のセキュリティ対策機能が備わっており、個人間での利用に関してはほとんど問題とならないでしょう。しかし、ビジネスでの利用に関しては有料のサービスの利用をおすすめします。

無料のサービスにはセキュリティ対策が施されているものの、万一の事故に対する保証や追跡機能がほとんど装備されていません。もし情報漏洩などが起きた場合には全て自己責任となり、取引先にも大きなダメージを与える可能性があります。

無料のファイル転送サービスに欠陥があるというわけではありませんが、企業としての信用度を考慮すると、業務上のデータファイル管理は有料のファイル転送サービスの使用をおすすめします。(※有料版でもセキュリティが甘いサービスはあります。セキュリティ機能が充実しているかどうかは、有料/無料問わず必ず確認しましょう)

仮に無料のファイル転送サービスを業務利用する場合でも、個人情報など機密情報を含まないデータの転送だけに留めておきましょう。