ホヤの殻の剥き方
殻付きホヤは、色が鮮やかで、表面にハリのあるものを選びましょう。
ホヤには2箇所の突起があり、それぞれにマイナスとプラスの形をした口がついています。こちら(上の写真)がマイナス側で、排泄物を出す出水孔です。
こちらがプラス側で、海水を吸い込む入水孔です。まずはこちらを切り落とします。
誤ってマイナス側を切り落としてしまうと、排泄物がはじめに出てきてしまい、中の海水が使えなくなってしまうので注意しましょう。
包丁やキッチンハサミを使って、プラス側の口を切り落とします。思いの外すんなり切り落とせるので、力加減に注意しながら作業しましょう。
中から海水がたくさんあふれてきます。押しすぎると排泄物が出てきてしまうので注意しましょう。
この海水は味付けに使用するので、ボウルにとっておきます。
次に、縦に包丁で切り目を入れます。まな板の上でも切れますが、かなり水分が出るので手のひらの上での作業をおすすめします。
力を入れすぎて手を切らないように、気をつけて作業をしましょう。
殻から身を取り出します。力やコツがなくてもツルッとすぐに外れます。
黒っぽい内臓部分を、洗いながら手できれいになるまで取り除きます。基本的にオレンジ色の身の部分以外は全部取り除いてください。
殻と、取り出した身の部分で分けます。
ホヤに香りを戻す
身の部分をよく見ると繊維の方向があるので、繊維に逆らうようにして包丁を入れます。
食べやすい大きさにカットします。食感を楽しみたい時には大きめにカットしてもいいでしょう。
一度水洗いして風味が落ちているので、殻の中から出てきた海水に15分ほど入れて味と風味を戻します。お刺身として食べる場合は、この状態で完成です。